おうちモンテ研究家、大高です。

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今日は、10/29(月)の第3回モンテッソーリ勉強会の内容から、


「幼稚園では遅すぎる」は本当なのか?
早期教育ブームへ、モンテッソーリの助言


をお伝えしたいと思います。

 

まず、「幼稚園では遅すぎる」という本はご存知でしょうか?

 


この本はソニーの創業者、井深大氏によって書かれた本で、

昭和46年に刊行されたものです。

その後、世界各国でも翻訳され、多くの人の目に触れる本となりました。

(井深氏が伝えたかったこと(「知的教育よりも心の教育が大切」)とは
別のことに多くの人の関心が向かってしまったことで
この本は早期教育のバイブルと認識している方も多いだろうと思います。
その辺りのこともP240の解説を読まれると分かります。)
 

この本では、
「脳細胞のからまり合いが、
3歳までに70%から80%出来上がる」
というデータから、

 

「子どもの才能は3歳までに決まる」
と語られています。

 

本のタイトルである「幼稚園では遅すぎる」
というのは、このことを意味しています。

 

最近では、子どもの脳の発育に関する情報について、
幼児教室や、子供向け英語教材、知育おもちゃなど

さまざまな場面で目にするようになり、広く知られるようになりました。

 

私も、娘が1歳の頃に、
某有名英語教材の営業の方から、

さまざまな脳科学のデータを根拠に、
早期教育の重要性を説明され、
 

「子どもが小さいうちに、
英語教育を受けさせないと手遅れになる!」
 

という焦りから、高額な英語教材を購入しました。

 

その英語教材は、映像やCDを通じて
ネイティブの英語を子どもに聞かせるものでしたが、

3歳のころには、娘の強い拒否反応で、全く使えなくなりました。

 

今思うと、早期教育ブームに触発され

冷静な判断ができていなかったな・・・と思います。

 

そして、この失敗から、

 

親が思ういい教育が、
必ずしも子どもにとってもいい教育ではない

 

ということを痛感しました。

 

そんな中、モンテッソーリ教育に出会い、

モンテッソーリ教育を実践する中で、

幼児教育に対する一つの≪指標≫を見つけることができました。

 

それは、

子どもが持っている自己教育力です。

子どもは、自分で自分を教育する力を持っています。

 

そのため、子どもが自己教育力を

発揮できる環境とはどういうものなのか?
を考えることで、

 

子どもにとっていい教育は何なのか?

が分かります。

 
自己教育力は、敏感期のエネルギーを使って
なされるため、子どもの敏感期を大切にすることが大切です。


敏感期とは、
ある一定の期間だけに現れる強い感受性であり、

子どもが何かに強い興味を持つ時期のことを指します。

 

敏感期には、6つの敏感期があり、
 

・何歳になると、どのような敏感期が現れるのか、

・敏感期に合わせて、どのような教育を行うとよいのか、
 

が説明されています。


また、敏感期を過ぎてしまうと、

子どもの強い感受性、興味は消えてしまうので、

「早くしないと手遅れになる!」という不安を

感じるかもしれません。

 

そんな時、焦って行動するのではなく、

子どもの自己教育力を信じて

子どもが、「やりたい!」と言ったことを、

できるだけ、尊重してあげてください。

 

なぜなら、親から見ると自己教育力を発揮しているとは

思えない場面で、子どもは成長を遂げていることがあるからです。


ここで、過熱ぎみの早期教育ブームに対して、

マリア・モンテッソーリの助言をお伝えしたいと思います。
 

おもちゃをたくさん持っている子ども、たくさん援助を受ける子どもが

もっとも発達できると、私たちは誤って信じているのではないでしょうか。

逆なのです。秩序づけられていないものがたくさんあると、

精神に新たな混沌という負担を強い、やる気をくじいてしまいます。

 

援助の手段を制限することは、子どもの精神に秩序をもたらします。
 

この制限は、子どもの力を節約させ、成長という困難な道を
自信を持って歩ませるために欠かせない原則なのです。

(「子どもの発見」P132より引用)


現代は、早期教育ブームで
子どもが小さいうちに、あれもしなきゃ、これもしなきゃ
という焦りから、親は駆り立てられているようにも思います。
 

子どもの成長のために必要なものは、

子どもを、よく観察すれば分かります。

敏感期は、臨界期とは違い、
その時期を逃すと、取り返しがつかないという考え方ではありません。

いつからでも子どもは成長することができます。
 

早期教育ブームに惑わされることなく、

冷静にお子さんの今に、向き合ってみてくださいね。
 

最後までお読みいただきありがとうございました!
 
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10/29(月)モンテッソーリの子どものお仕事体験&勉強会@横浜・都筑区



子どもの自立心を育み、子どもの可能性を広げるモンテッソーリ教育。
オバマ前大統領、ピーター・ドラッカー、アマゾン創始者、将棋の藤井7段など
多数の署名人が受けた教育としても有名です。

勉強会では、モンテッソーリ教育の基礎知識をお伝えし、
ご自宅でモンテッソーリ教育が実践できるよう、
身近な材料でできる子どもの「お仕事」を紹介します。

お子さまは、モンテッソーリ教育の「お仕事」体験ができます。
★第3回目のお仕事体験は、貼るお仕事です。

講師は、おうちモンテを実践してきた元幼児教育講師です。
▼子育てシェア内プロフィールページ
https://kosodate-share.asmama.jp/users/59639

お子さま連れでなくても、
モンテッソーリ教育について学びたいママだけの参加も大歓迎です。


【日時】10月29日(月)10時~11時30分
【定員】16組 ⇒増席しました!あと2組受付可能です。
【参加費】500円( 材料費、テキスト代)
【場所】 センター南・URふじのき台 集会所 (Googleマップ

( 横浜市都筑区茅ヶ崎南 4丁目12 UR港北ニュータウンメゾンふじのき台

横浜市営地下鉄「センター南駅」徒歩7分 )


▼お申し込みは、下記AsMamaサイトよりお願いいたします。

https://kosodate-share.asmama.jp/events/7278

 

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入会金、月謝などは不要です。 毎回1回ワンコイン(500円)で、気軽に参加できます。お子様の同伴大歓迎です。お子様はお仕事体験ができます☆彡