2014年 明けましておめでとうございます | フィジカル運動教室 http://www.aso-spo.net/

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愛知県岡崎市で活動しています、子供たちが遊びスポーツを通し楽しみながら、心と身体の根っ子を育むための教室です


フィジカル運動教室のお友達、また御父兄の方々明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年もよろしくお願い申しあげます。

私は今横浜に向かう車中です。空手競技の審判として国体、全日本選手権などで交流を深めた神奈川県、岩手県、奈良県の各先生と私で結成された四人会の集まりに向かうためです。
第一回目の会が開かれたのは2011年(平成23年)2月、場所は岩手県の花巻温泉でした。皆さん私より目上で、それぞれの県では重職に就かれておられる先生ですが、プライベートでの楽しい時間を満喫させて頂きました。
それから約一ヶ月後、東日本大震災が発生したのです。当時の記憶は今でも鮮明に覚えています。
その時の私は仕事中で地震があったことすら気づかずにいました。
夜になり、かなり大きな被害が出ていることをメディアを通じて聞いても、まだ、事の重大さを実感として感じないまま翌日の朝、ヨガのレッスンを受けていた時のこと、インストラクターの先生がその地震の話題に触れた時のこと、急に涙がポロポロと流れ出したと同時に何とかしなくては、何とかしなくては
自分には何が出来るのかと急に、本当に急に心の中でそんな焦りにも苛立ちにも不安にも似た気持ちが強烈に渦巻き、レッスンの途中
教室を出てマッサージチェアに横たわり顔をタオルで覆い、溢れる涙を堪えることも出来ず、ただただうろたえるばかりでした。
それでも数日後岩手県の先生と連絡が取れ、
その都度要請のある生活物資を送り、夏には
日頃から大変お世話になっているNPO愛知ネットの方々と陸前高田市を訪れることも出来ました。
そこで見た現実、仮設住宅へ避難して来られた人たちの生活、避難先での地元の住民との関わり、行方不明者を探す掲示板いっぱいに貼られた貼紙、その中には大切な人を失った者同士集まり語り癒し合おうと呼び掛けるものもありました。

支援物資を送り始めて数ヶ月が経った頃、岩手の先生からこんな要望がありました。
子供たちが空手の稽古をしたいと言っている
そのための道着、帯、防具などを送って欲しいとの内容でした。その時私は思いました。
今やっと子供たちは生活の復興と合わせて心の復興を目指すところまで来たのだと。
地元の空手道連盟にも協力を仰ぎ数日後、たくさんの思いと気持ちを込めた空手用具を送ることが出来ました。
それから間もなく私のもとにたくさんの思いと気持ちが綴られた手紙が届きました。

今年がこの地球にとってそこに生きる全ての命にとって素晴らしい一年となりますように
今年出会った全ての人に経験に環境に心から感謝出来る一年となりますように。

行って来ます。

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