10年位前(2015年)のことです。
ゴールデンウイークの最中の話なのですが、この連休のある日、
久し振りに広島市内の大型本屋さんに行った時の事です。
市内中心部はフラワーフェスティバルの真只中で駐車場はどこも一杯でした。
仕方なくちょっと離れたところに駐車して歩いて目的の本屋さんへ。
中心部に近づくにつれてまばらだった人がどんどん増えてきます。
そんな中で15メートルくらい先?かな。
小柄なお婆ちゃんが大きな荷物を持って杖をついて歩く姿が見えました。
足が不自由な様子で辛そうだったので荷物を持ってあげようと思い、
氣を送りながら速足で歩いて追いつこうと思った時です。
横道から出てきた坊主頭の高校生二人が駆け寄り一人がお婆ちゃんの荷物と友人の荷物を受け取りました。
そしてもう一人の子がお婆ちゃんをおんぶしたのです。
お婆ちゃんの指差す方向に笑顔でおんぶしていた君。
重そうな荷物を抱えてお婆ちゃんに声を掛けていた君。
君達のような若者がいる限りこの国は大丈夫だと一人涙ぐんでいました。
今でもこのシーンを思い出すと「うるうる」します。
お揃いのジャージを着ていたのでどこかの高校の運動部の子でしょう。
残念ながら校名はわかりませんでした。
嬉しくて嬉しくて、心ほのぼのとした日でした。
在り難う御座居ます。