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キドラの憂鬱と微笑

施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

前にも書きましたが、

高校時代、演劇部でした。

その時の顧問の話だったと

記憶しているのですが、

こんな事を話してくれました。

「学校という学問の場に

   権力が関わってくるのは間違っている。

   高校の部活でいうと

   新聞部、社研部、そして演劇部が

   それを阻止するための

   要になる部活だ。」

ノンポリぎみの部員の集まった

わが演劇部への

鼓舞だったのかもしれません。

今から40年以上前の事です。

反権力が当然の時代でした。

この場合の権力とは為政者の事です。

何故反権力が当然だったかというと

為政者の思うままに突っ走り

戦争に突入したという経験が

まだ生きていたからでしょう。

庶民感覚に

為政者の思うに任せてはいけない、

権力の横暴を許さないという

バランス感覚があったのだと思います。

先生のあげた

新聞部、社研部、演劇部、

さらに文芸部を入れると、

戦時中、

確かに大学で真っ先に目をつけられ

弾圧される事が多かったと言います。

先生の話は多分その事を踏まえての

お話だったのだろうと思います。

為政者を批判する新聞部、

社会の在りようを分析し

権力批判する社研部、

そして多くの人々に社会の抱える矛盾を

訴える文芸部、演劇部。

高校の部活とはいえ

今考えると

現代社会に置き換えるなら

メディアという事ができるでしょう。

現在メディアはあまりに衰退しています。

大手マスメデイアは

反権力どころか、

こぞって権力者にすり寄ります。

ほんの一握りのメディアだけが

メディア人の矜持を保っています。

SNSのようなネットメディアでさえ

個人でありながら権力に擦寄る

人達がいるのには呆れ返るばかりです。