認知症行方不明者 | キドラの憂鬱と微笑

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施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

NHKスペシャル

“認知症800万人”時代

「認知症行方不明者1万人」

~知られざる徘徊の実態~

を見ました。

奥さんのお父さんは

介護保険制度が始まる前に

若年性の認知症と診断されました。

お義父さん、つまり僕の岳父は

実は大学も僕の大先輩でした。

軽自動車の製造会社の

子会社を経営されていました。

認知症が進行すると

徘徊行動も多くなりました。

駅前にならんでいるタクシーに

挨拶をして歩いたり

していたそうです。

お義母さんは

美容室を経営していましたが

お義父さんの足腰が

しっかりしているうちは

ほぼ自由にしてもらっていました。

ある日お義父さんが帰らないと

お義母さんから電話がありました。

妹夫妻、奥さんとぼく

皆で探すも見つからず、

大正区の警察に届け出ました。

夜間警察から電話があり、

大和郡山の警察で

保護されているとの

連絡がありました。

弟といっても

ぼくより年上なのだけれど

(奥さんの妹夫妻はけっこうな

年の差婚なので)

その彼の運転で、

お義母さんは迎えに行きました。

NHKスペシャルを見て

お義父さんの件は

幸運な出来事だったのだと思います。

先日ニュースを通し

行方不明になっていた方が

2年ぶりに家族と再会できたという

報道がありました。

また7年経っても誰かもわからず

施設で生活している方も

いらっしゃるそうです。

認知症の方の中には

独居の方もおられ

そういう方の命綱は

小刻みに訪問する

ホームヘルパーの存在ですが

時間も決められていて

充分ではありません。

徘徊している老人が

間違って線路内に入り込み

電車にはねられて亡くなった事故で

家族に損害賠償を

請求する判決が出ました。

なんか優しくない判決です。

優しくないと言うより

恐ろしい社会です。

{91A9BF5E-8B7D-4AF1-9E15-9A182ED1AAC6:01}
認知症の方を持つ家族139家庭への

アンケートです。

在宅で認知症の方のケアをする家族は

生活も精神的にも

かなりの負担になります。

介護保険制度も変わるらしいし

ますます

制度にしばられない

脳みそが必要になります。

NHKスペシャルでは

釧路市の例をあげていました。

警察が行方不明の通報を受けると

地域のFM放送局から繰り返し

情報を流し、

タクシー会社やガソリンスタンドに

連絡をしていきます。

何人もの認知症の方が救われています。

厚労省も推奨しているらしいのですが

他の自治体には

広がっていないようです。

その理由が

個人情報保護法です。

個人情報を守るために

個人の命を軽視するって。