なんのこっちゃ! | キドラの憂鬱と微笑

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施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

おいらが

自転車で帰ってくる時

路地の真ん中で

猫が寝てました。

猫を轢かぬよう細い路地で

自転車を左に寄せました。

寄せた瞬間

あわてて猫は起き

逃げていきます。

せっかく左によけてあげたのに

臆病者めと毒づいた瞬間

左肩を左の塀にしこたま

ぶつけてしまいました。

転けはしませんでしたが

足をついて自転車止めました。

その時猫も立ち止まり

ゆっくりこちらを振り返り

「ざまぁ見ろ」

とぬかしやがります。

「根性悪やなぁ。

    お前の親はな

    もっと堂々としとったんやで」

奴の親は自転車が

近付こうが、

歩行者が近付こうが、

我関せずを決めこんで

絶対起きようとしませんでした。

親の話を出すと

殊勝な顔になり

「ごめん」

と言って横に逃げ、道を開けました。

帰って鏡を見ると

塀にぶつけた左肩にきずができ

血が固まっていました。