いたましい話 | キドラの憂鬱と微笑

キドラの憂鬱と微笑

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自分史 振り返り
ファンタジー文学

覆水盆に返らず

という諺があります。

諺というより故事ですね。

太公望という

後に斉の始祖となる人が

若い頃本ばかり読んで

離婚されてしまいます。

周の軍師を経て斉に行った時

元妻が出世を見て

復縁を迫るのですが

盆(今で言うボールのような器)の

水をこぼし

「このこぼれた水を

元の盆にもどせたら

再婚しよう」と言ったとか。

元妻は何度も試みたが、

戻るわけもなく

諦めざるをえなかった。

これが

覆水盆に返らず

の故事ですね。

この故事で水をこぼすことを

水をまかす

と言いたくなるのが

北海道人です。

コップに入った水分を

コップを倒して

中の水分をこぼすことを

まかす

と北海道では言います。

こぼす=まかす

で良いのでしょうが

覆水盆に返らず

と聞くと、まかす

という言葉を思い出します。

語源は

水を撒くの(まく)から

きていると思います。

もったいない

ことを

北海道弁では

いたましい、

と言います。

ふった男が出世したら

いたましいことをした

と思うわけです。