こんにちは‼キドックスシェルター部です![]()
本日はキドックスの新入り保護犬「フル」についてご紹介いたします![]()
名前:フル
性別:女の子
年齢:推定1歳
体重:10,5㎏
フルは仔犬の頃に茨城県動物指導センターが仕掛けた捕獲機に入り、捕獲されました。
そして、フルは2019年の12月19日にキドックスにやって来ました。
いきなりですが、現在一緒にキドックスで生活している「ウル」と見た目も名前も少し似ているのですが姉妹ではありません(笑)
こちらが「ウル」です![]()
こちらが「フル」です![]()
そしてここからは新入り保護犬フルについて、ハンドラーからたくさん聞いたお話をお伝えしたいと思います![]()
興味を持っていただけましたら、記事の最後に里親募集要項を載せていますので、ぜひご覧ください![]()
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ちなみにハンドラーという言葉は、キドックスではその日保護犬のお世話やトレーニングをする人のことを指します。
カメラを向けた時に偶然こちらを見てくれたフルです![]()
まずフルの性格についてハンドラーは、やんちゃでおてんばな面と怖がりな面の2面性があると話していました。
特に散歩の際はそんな2つの面での引っ張りが見られるようです。
フルは散歩に行くことは好きなようで、先に進みたい気持ちが見られるそうですが、その反面、知らない人や車のエンジン音が苦手で、散歩の際にフルの側を他の人が通ったり車が走ったりするとその場にいたくないような様子でおびえ、そこから逃げようとするようです。
そして、フルは朝の散歩の際に怖い思いをした後はその日1日落ち込んでいることもあるそうです。
外の世界への純粋な興味と室内では感じない刺激への怖さとの両方の面で引っ張りが出てしまうようです。
ちなみにフルの前で歩いているのが幸子、幸子の前が今太郎です(^^)/
散歩の際知らない人や車と遭遇した際は、ハンドラーはフルの名前を呼んだり、「大丈夫だよ(^^)」と優しく声を掛けたり、オヤツを使うなどをして、フルの意識を自分に向けさせるように心掛けているそうです。
そのお陰か、今も怖がったり落ち着きはない様子は見られるようですが、蛇行するように歩いていた最初の頃と比べてフルの引っ張りは少なくなったとのことです![]()
散歩の際には大変なこともあるようですが、ハンドラーは散歩に行く前にフルを犬舎から出した時にフルが自分に体をすり付けて甘えてくれるところが可愛いと感じているそうです![]()
またハンドラーは、散歩の時と同様にフルが苦手なケアをしている時もフルに声を掛けるように意識をしているそうです。
こちらはフルがブラッシングをしてもらっている写真です。
写真を撮影している時フルは、撮影されていることに緊張していたのか(笑)じっとしていておとなしい様子でしたが、普段は嫌がり避けることが多いそうです。
フルの健康を保つために日ごろのケアは大切なことなのでハンドラーは、フルに出来るだけ声を掛け、フルが自分に意識を向けている間にケアを行うように工夫をしているようです![]()
また、トレーニングでフルが現在頑張っていることはフセだとハンドラーは話していました。
フセのトレーニングはまだ始めたばかりだそうです。
下記の写真に写るフセのトレーニングを行っているフルは、すでにフセの形になっているように見えますが、それはハンドラーが右手に持つオヤツを食べようとして体を伏せている姿勢になっているだけなので、まだハンドラーからの指示ではフセの姿勢になることが出来ない状態です。
なのでまずはフルにハンドラーが指示するフセの意味を覚えてもらうため、ハンドラーが片膝を立てその下をフルにくぐらせ、その状態でハンドラーが「フセ」と指示を出し、フルにフセの姿勢を教えています。
ハンドラーが右手にオヤツを持ち、そのオヤツを使ってフルをハンドラーの足の下に誘導します。
フルはオヤツが大好きなので、ハンドラーが持っているオヤツを食べたい気持ちはあるようですが、ハンドラーの足の下をくぐることに警戒しているようです。
オヤツを食べようとハンドラーの右手の方へ行くのですが、足の下をくぐることが怖いようですぐに元にいた場所へ戻ってしまいます。
ですがそのような時はハンドラーがオヤツを持っている手を少しフルの方へ近づけ、少しずつフルを足の下へ誘導していました。
オヤツを使ってフルを足の下へと誘導していきますが、フルはまだ足の下で静止することは難しいようです。
フセの姿勢はオスワリの状態から立ち上がるよりも立ち上がってから動き出すまでに時間が掛かるので、オスワリをしている状態と比べると犬の突発的な動きを未然に防ぐ確率が高くなります。
また、犬にとってオスワリよりも楽な姿勢なので、犬が興奮状態の際には犬をリラックスさせることが出来、公園やドッグカフェなどの公共の場で長い時間待ってもらう時にも犬の負担が少なくなります。
一般的に犬にフセを教える目的は上記のような理由の時もありますが、キドックスで今のフルにフセを教えている理由として、人との基本的なやりとりを学ぶためという意味合いが大きいです。
こちらが伝えることをフルが受け取り、フルが伝えることをこちらが受け取るなど、相手とのコミュニケーションの練習を「フセを教える」というやりとりからフルに学んでもらっています![]()
ハンドラーはフルがまだキドックスに来て間もないということもあり、フルがなるべく早く環境や人に慣れることを念頭に置いてフルと接しているようです。
フルに人は優しいと思ってもらうために出来るだけフルに声を掛けたり、撫でたりしてコミュニケーションをとることを心掛けているそうです![]()
また、散歩中は走ることが好きなフルのために一緒に走る時間を取り入れるようにしているとのことです![]()
そしてフルは散歩中、一緒に散歩をしている保護犬たちを気にしていることもあるようです。
キドックスでの散歩はその日通所しているシェルター部全員で行っているのですが、フルは仲間意識があるのか自分が他の保護犬たちから離れると寂しそうにクンクンと鳴いてしまうそうです![]()
初対面の人や慣れない環境には怖がりますが、ハンドラーとの触れ合いやキドックスでの他の保護犬たちとの関わりもあり、甘えん坊でやんちゃな一面も見えてきたフルです
笑
フルに興味のある方はぜひ里親募集要項をご覧ください![]()








































