こんにちは‼キドックスシェルター部です
本日は2019年11月19日にキドックスに新しくやってきた保護犬、「しし丸」についてご紹介いたします
名前:しし丸
性別:男の子
年齢:推定1歳
体重:15,5㎏
しし丸は、茨城県八千代町役場で数日間保護されたあと、茨城県動物指導センターへ引き取られました。
保護された際、しし丸には鎖がつけられていたとセンターの職員の方から聞きました。。
どこに繋がれていたのかは分かりませんが、自宅ではない場所に繋がれて捨てられていたそうです。
そんなしし丸の特徴は、『好奇心旺盛、元気、常に楽しそう』です
何にでも興味を示し、遊ぶことや散歩に行くことが大好きです
散歩の際は特に色々なものに興味を示します。
猫を見つけると追いかけようとします。
近くに人が通ると飛びつこうとします
散歩中ではないのですが、こちらが人に飛びついているしし丸の写真です(笑)
しし丸のハンドラーは、散歩中にしし丸が通行人に飛びつこうとしてしまいそうな時はしっかり繋いでいるリードを引き、しし丸を止めることをとても心掛けているそうです。
ちなみにハンドラーとはキドックスでは、その日保護犬のお世話をする人を指します。
こちらは、散歩中のしし丸とハンドラーの写真です。
ハンドラーによるとしし丸は、猫や通行人に遭遇した際は反応してしまうようですが、指示を出した時はしっかりと聞いてくれるので、散歩はしやすいようです。
キドックスでは、引っ張り防止や車や自転車・他動物との接触防止から保護犬をハンドラーの横につけて散歩をしているのですが、しし丸は、しっかりハンドラーの横について歩いてくれるそうです。
また散歩中、犬の匂いを嗅ぎたい欲求を満たすためにいくつか匂いを嗅ぐ場所を設定しているのですが、ハンドラーは、しし丸は匂いを嗅ぐ時と歩いている時とのメリハリがつけやすいと話していました
そして、トレーニングを行っている時も基本的には集中して取り組む様子が見られるようです
しし丸はトレーニング中、出される指示を期待しているかのようにハンドラーをじっと見つめているそうです。
トレーニングではオスワリが得意で、反対にマテが苦手なようです。
こちらは、散歩中にオスワリの指示を聞いているしし丸の写真です。
しっかりハンドラーからの指示を聞いています。
こちらは、マテのトレーニングを行っているしし丸の写真です。
この写真を撮影している時は、20秒間マテをしていました
マテのトレーニングをしている際は人が近くで動いていたり、他犬がしし丸の周囲でトレーニングを行っていたりすると気が散ってしまう様子が見られるそうです。
ですが、時にはハンドラー自身がしし丸の周りを動きながらマテの指示を出していました。
トレーニング中、周りで動いているものに対して反応してしまうしし丸にとって、ハンドラーが静止してマテの指示を出している時よりも難易度は高くなりますが、しし丸の意識がそれた時はハンドラーがしし丸の名前を呼んだり、「マテ」と少し大きな声で呼びかけるなどして、トレーニングを行っていました。
こちらがハンドラーがしし丸の周りを動きながらマテの指示を出している写真です。
こちらは、しっかりとハンドラーの指示を聞くことが出来た後にご褒美のおやつをもらっている写真です
また、特に他犬がトレーニングの際にご褒美のおやつをもらっていたりすると、そのおやつに意識が向いてしまい、トレーニングに集中し辛くなってしまう1面もあるようですが、一方でハンドラーは、しし丸は指示を覚える早さが他犬と比べると早いことから、覚えることは得意なのではないかと話していました
こちらは、ハンドラーに注目しながらマテの指示を聞いているしし丸の表情です。
ところでしし丸の苦手とすることは我慢することや、じっとすることだそうです。
我慢することが苦手な場面として、散歩が大好きなしし丸は、他犬が散歩に行く様子を見ると自分も散歩に行きたいからなのか、犬舎の中で鳴いてしまうようです。
ハンドラーや周りにいる人がしし丸の名前を呼び、注意しますが、すぐに鳴き止むことはあまりないそうです。
そして、このような時はしし丸の犬舎にタオルをかけ、しし丸から外が見えないように工夫しているとのことです。
こちらは散歩に向かう前のしし丸の写真です
ハンドラーと一緒に嬉しそうに走っていました
撮影した場所はキドックスの敷地内なのですが、ここでは保護犬を自由にさせ匂いを嗅がせたり、写真のしし丸とハンドラーのように走ったりすることもあります
また、じっとすることが苦手な場面として、しし丸はケアをされることが苦手だそうです。
ブラッシングや体拭き、耳掃除や歯磨きなど保護犬の健康や清潔な状態を保つために行わなければならないケアは、静止していなければ出来ないことなので、動くことが好きなしし丸にとって難しいようです。
こちらは、しし丸がブラッシングをしてもらっている写真です。
ハンドラーはしし丸が動いてしまった時はオスワリの指示を出し、しし丸が座った時にブラッシングを行っていました。
中でも爪を切られることが1番苦手なのではないのかと、ハンドラーは感じているそうです。
最近は慣れてきた様子も見られるようですが、散歩後に濡らした雑巾で保護犬の足の汚れを取る足拭きもあまり得意ではないことから、足を持たれる爪切りは特に苦手なのではないのかと話していました。
こちらは、散歩後に前足を拭いてもらっているしし丸の写真です。
前足を拭くときは拭いた後に、おやつをあげているそうです
これはしし丸が好きなおやつをご褒美に使って、足を拭いたらいいことがある、としし丸に感じてもらうためです。
ハンドラーは、前足を拭くことは少しずつ嫌がらなくなった様子が見られるので、おやつを使わずに行うことを視野に入れていると話していました。
こちらは、後ろ足を拭いてもらっているしし丸の写真です。
後ろ足は前足よりも苦手な様子が見られることから、おやつをあげながら拭いているそうです。
写真では、ハンドラーは左手でおやつをあげながら右手で後ろ足を拭いています。
しし丸のハンドラーは、しし丸の元気でいつも楽しそうな様子が好きだと話していましたが、しし丸のそのエネルギッシュな性格から気を付けていることがあるそうです。
しし丸は他犬に対して興味を持つと相手の感情を気にせずに近寄ってしまうそうなので、その時にしし丸と他犬との間にトラブルが起こらないように気にかけていると話していました。
ハンドラーによると、他犬と遊びたいというよりも他犬に対して興味があるような様子だということです。
その際の他犬の反応は、しし丸に対して気にしない様子を見せるのか、嫌がりうなるのかの2つが多いそうです
今のところあまりしし丸を歓迎している様子は見られないとのことです(笑)
こちらがしし丸が他犬に何度も近寄り、相手の犬に吠えて怒られている写真です
以上がキドックスに新しくやって来た保護犬「しし丸」の紹介になります。
元気あふれる性格から気にかけていることもありますが(笑)、ハンドラーも好きだと話していたしし丸のいつも楽しそうな様子は、周りにいる人を自然と笑顔にさせます
しし丸は、キドックスカフェに参加しています。
興味のある方はぜひお越しください‼