さて、子宮頸がん疑いを晴らすための精密検査当日の火曜日

 

あたしは検査に備えて、その日は仕事をお休みしていたのね

 

検査は夕方にあるから、

 

ルーティンである朝風呂をたーっぷりと満喫した後で、

 

濡れた体のままバスローブをまといながら

 

あたしはさてどーしたものかと、ちょっと迷っていたわ

 

それと言うのも、いつもなら朝風呂の後のシャンパンか、

 

お気に入りの銘柄の缶ビールを飲み干すまでがルーティンの流れだったからよ

 

うーん、いくらルーティンと言えども、

 

やーっぱり検査前のアルコール摂取は良くないわよねって

 

それが証拠に、あたしが2月の性病検査で性病は全て検出されなかったものの

 

なぜか肝臓の値が一時的に悪く出てしまったのは、

 

今更ながらによくよーく考えてみると、その検査直前に、

 

おほほ、あたしったら、またもやここで性懲りもなく

 

飲酒していたせいだったわねって、心当たりがあったもんねー!笑

 

ええ、その頃はちょーど、性豪にしてかつ酒豪の黒人セフレ、

 

アレックスの影響で

 

ちょーっとばかりアルコール度数の高ーい、缶チューハイにハマっていた頃で

 

それをあたかも水代わりにしてくぃーって空けて検査受けたのだっけ…?

 

だけど!!

 

ね、みーんな、あたしっていう女のこと、今ではよーく知ってるでしょ?笑

 

そー、そもそもあたしという女の辞書には「理性」という言葉はないのです!

 

「理性的に考えて、しちゃダメ」と言われること、判断されることに対して

 

「え、それってば、しろって誘ってる?笑」って

 

都合よく解釈して挑んでしまうのが、

 

そーよ、それがすなわち、キデという女なの!

 

だから!!

 

あぁ、飲んじゃダメと意識しちゃうほどに、余計に飲みたくなってしまって

 

おほほ、ついにはシャンパンのハーフボトルをくぃーって、

 

ほーら、やーっぱり、空けてしまっちゃったわよねー!笑

 

その頃、気が付けば、あたしの心服するメンター、通称・教祖様とよりも

 

頻繁にLINEのやり取りをしていた、

 

内科医Dr.レオからこー言われていたのね

 

「大丈夫だよ、検査は痛くないと思うよ、

 

医師は大体において『痛いですよ』って言って保険かけておくんだよ

 

だって、痛くないって言っておきながら、

 

実際に痛かったら、患者から責められかねないでしょ、

 

でも、その点、最初から痛いと言っておくと

 

実際痛くなかった時、患者に喜ばれたりすることあるからね」

 

だけど!!

 

そーんな彼の言葉でさえにわかには信じられないぐらい、

 

あたしは恐怖と緊張とでガチガチに凝り固まってしまっていたのよ!

 

それに、ほら、あたしってば、

 

セックスでもかなーり感度のいい部類に入る女でしょ、笑

 

子宮頚部って、まさにあたしの性感帯のポルチオがある辺りのことよね?

 

いくら無痛の臓器と言えども、ひょっとしたら、そーんなあたしは、

 

人一倍敏感過ぎて、痛みさえも拾ってしまうのでは?!ってね

 

ええ、あたしはしょっちゅー、

 

周囲の者をハラハラとさせる大胆不敵な行動を取ると言われがちだけど

 

こー見えてもあたし、小心者で大変なビビりなのよー!!

 

ほぼ空きっ腹でシャンパンのハーフボトルを空けてしまったものだから

 

酒は好きでも、そーんなに強くはないあたしの顔はたちまちに

 

茹でタコみたいに、さーっと真っ赤に染めあがったわね

 

ま、それも、病院に行く頃には落ち着いて、

 

あたしはちょーっとばかりいい心地だったわ

 

ん、これなら、検査だって、ま、怖いことには変わりないけど、

 

素面の時よりかは幾分体も弛緩して、

 

その分、痛みが出やすいということもなさそーだわって

 

今更ながらにちょーっぴり罪悪感が生じた自分自身に

 

言い訳なーんかしたりしていたけどね、笑

 

あたしが今回、精密検査をお願いした婦人科は初めての病院だったのね

 

それまで閑散としていて待ち時間が少なくていいと、ただそれだけの理由で

 

あたしがことあることに頻繁に通っていた以前の婦人科は

 

やはり、閑散としていたのにはそれなりの理由があったわね

 

ドラえもんの、のび太くんみたいな風貌の男性医師だったのだけど

 

見るからにまーったくやる気がなくて、

 

こちらがいろーんな不快症状で駈け込んでも、毎回お念仏魂みたいに

 

「ま、カンジダでしょう、膣剤入れときますねー」の一点張り

 

そーんな具合だったから、いつまで経っても不快症状が解消されることもなく

 

いつしかあたしもガマンして、滅多なことでは通わなくなってしまっていたわ

 

もちろん、そこ以外にもあたしもそれなりに精力的に婦人科巡りをしてみたものの

 

これもきっとご縁ね、なかなかこれといった、自分と合う病院に出会えなかったのよ

 

だけど!!

 

今回、あたしが精密検査でお世話になった婦人科は、

 

泌尿器科も併設してるし、性病検査も健康診断も行っているから、

 

大体においてあたしがお世話になる科がまとめられていて通いやすい!

 

しかも、完全予約制なので、ま、急病の時は大変かもしれないけど、

 

それ以外においてはこちらも待ち時間の目処が立って通いやすい

 

だけど!!

 

いくらエッセンシャルワークと言えども、

 

昨今の世知辛い、社会情勢において

 

病院だって熾烈な経営競争を強いられているのでしょーね

 

あたしがその病院を訪れた初日、早速帰りしなにアンケートをお願いされたのね

 

「この病院のサービスで気付いた点などがあればお書きください」って

 

だから、あたしはそこで素直に、今しがた診て貰った女医の対応について書いたのよ

 

「子宮頸がん疑いの精密検査について質問すると、担当の医師から

 

『検査は出血して痛いですよ』とだけお答えいただきました

 

しかし、例えばどう痛いのか、どれぐらい痛いのかについて

 

事前に知りたかったのに、それ以上については教えて下さらず

 

却ってその姿勢がこちらの恐怖心をいたずらに煽る結果となってしまい、

 

とても残念です」

 

すると!!

 

そーいうクレームが患者から寄せられたと女医にも伝えられたのか

 

あるいは、女医には敢えて伝えなかったのか

 

下着を脱いで、脚を開いて検査椅子に乗り、

 

後はいよいよ女医の登場を待つだけかという段階になって初めて

 

あたしに付き添っていた、年配のベテラン看護師から検査の痛みについて

 

かなーり具体的な説明を受けることになったのよ

 

「この検査自体は多い時で1日に4‐5人受けられる、メジャーな検査です

 

器具を入れて広げて患部を見ながら、疑わしい箇所を切り取ります

 

その切り取るときに、10人いれば、

 

そのうちの1人が『あれ、もう終わったの?何も感じなかった』と言い、

 

そのうちの8人が『切り取られるとき、少し違和感があった』と言い、

 

後の1人が『少し痛かった』と言うぐらいです

 

時間にしては5分もかからないでしょう

 

切り取るので、多少の出血はありますが、止血剤も入れておくので、

 

出血はそんなにはない筈です

 

今日切り取った、疑わしい箇所は検査機関に提出するので

 

その結果は1週間後ぐらいで分かりますが

 

検査を受けたみなさんは検査自体の痛みよりも、

 

検査結果について気を揉まれますよ」

 

そのベテラン看護師の言葉に、あたしに対してどこか呆れた響きを感じたのは

 

あたしの被害者感情のせいかしら?

 

それと言うのも、あたしはもはや「持病」白衣高血圧が災いして、

 

検査直前に念のためにと計った血圧が、何と170超をたたき出してしまい、

 

現場の看護師を騒然とさせてしまったばーっかりだったから

 

そーなの、あたしが病院で計る血圧は130を下ったことがなくて

 

160とか170の値をたたき出すことなーんて日常茶飯事だったりするのだけどね

 

そーそ、血圧の数値に厳格でそれゆえに一喜一憂してるのは、

 

世界広しと言えども、日本国民だけと言うじゃない?

 

フン、血圧の数値なーんて、ホーント、当てにならないわね

 

だって、ここにそれを証明する、ぴんぴんとして歩く

 

生きたサンプルがあるじゃないの、笑

 

そんでもって、その後直ぐに、つつがなく検査は行われて、

 

あたしは恐怖と緊張とで青ざめて顔を大いにひきつらせているうちに、

 

疑わしい箇所を3回も切り取られたみたいだったけど、

 

いざ終えてしまえば、「ほへ?」って感じで、

 

痛みどころかなーんも感じなかったわね!

 

そ、どーやらあたしは、「何も感じなかった」

 

その選ばれし、たった1名の精鋭部隊に見事入ったみたいね

 

いいえ!!

 

それはきーっと、直前に飲んだシャンパンの効能よ!

 

だって、それが証拠に、シャンパンの酔いが醒める頃、

 

子宮辺りに、弱ーく、生理痛のよーな違和感がちょーっとだけあったもの

 

なるほど~、あたしが検査前にシャンパンを飲んだのも、

 

M神様の巧みに仕掛けた、伏線だったのねって、

 

あたしは例のごとく、そこですーっと腑に落ちたというわけ

 

検査終えた後で、あたしのことを心配した、

 

Dr.レオからまたしてもLINEが来たのね

 

あたしが怖くて検査前にシャンパンを飲んだことを報告したら彼は

 

「ひぇー、さすがキデさん、やりますな!笑

 

だけど、心配ないよ、僕は検査結果に異状ないこと信じてる」って返事くれたのね

 

そーやって励まされると、

 

医師である彼から、今日の検査結果に

 

「異状なし」の折り紙を一足お先に貰ったよーな気がして

 

何だかとーっても心強くて嬉しくなったわ

 

それにあたし知ってるの、検査結果に異状ないこと

 

だって、M神様教祖様もそーだと教えてくれているのだから

 

だから、あたしは検査終了直後に、付き添いのベテラン看護師に

 

こー尋ねていたわ

 

「検査後、いつから性生活は開始出来ますか?」ってね

 

うふふ、もはやお約束でしょ?笑

 

 

to be continued...

 

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