よーやくして、準備万端なフミヤPが正常位で入った時

 

今度こそ、あたしは積極的に腰をフリフリして

 

自ら中イキを取りに行かないと決めていたのよ

 

そんでもって、今ではすーっかりあたし好みのピストン運動も把握してる

 

フミヤってば、あたしのポルチオ目指して奥深くをグリグリと突いて来たわね

 

だけど!!

 

確かに気持ちいいのだけど、

 

このままこれであたしが中イキに到達するかって問われれば

 

うーん、微妙…

 

だから、あたしはフミヤに提案したのよ

 

「ね、立ちバックしてみない?」

 

「そーだね、いいね!」

 

そこであたしとフミヤはベッドから降りて、

 

狭い部屋の中、立ちバックに適した場所を素早く物色すると

 

それは所狭しと置かれたダブルベッドと部屋の壁とのわずかな隙間だったのだけど

 

そこにあたしが何となく中腰でお尻を突き出して立ってみたものの

 

いかんせん、歴だけは40年以上と長い、

 

あたしのヰタ・セクスアリス(性生活)史上

 

立ちバックをしたことなんて、多分片手で数えられるぐらいのこと

 

だから、今更処女のよーに今ひとつ要領がよく分からない

 

「ね、フミヤ、どーすればいいの、あたし?」

 

フミヤはバックから自分のPをねじ込むよーにして入れながら

 

その際に入れやすいよーにフミヤはあたしの上半身を傾けて微調整したわね

 

そーやって、あたしたちは念願の立ちバックをしてみたものの

 

うーん、ますます微妙な手ごたえ…汗

 

だから、あたしは更に貪欲になって、思いつく限りの体位を提案してみたわ

 

「ね、今度は松葉崩しにしてみない?」

 

「松葉崩しね…いいよ」

 

そー言うフミヤにどこか含みがあるよーな気がしたけど

 

あたしは気のせいだとスルーしたの

 

あたしたちは再びベッドに戻ると、松葉崩しの体位を取ったわ

 

そーね、確かにこちらの方がはるかにあたし的にも気持ちいいわ

 

これってば、フミヤ功績キラキラかしらん、

 

フミヤPとは形も太さも長さも違う

 

外国人セフレアレックスと試みた時も、

 

かなり気持ち良くなっていたから

 

フミヤのおかげで松葉崩しによる性開発は

 

かなり進んでいると判断してもいいかもね

 

だけど!!

 

うーん、やーっぱり、中イキを得るという程ではまだまだないの!

 

「キデさん、ボク、分かったよ」

 

藪から棒にフミヤはそー言うと、あたしからPを抜いたの

 

「…え…?」

 

あたしはぼんやりとした頭で返事をしたわ

 

「何か今日のキデさんのMはいつもと違うなって思っていたんだ」

 

「…どー違うの…?」

 

「何か、今日はいつもより緩いと言うか、いつもみたいな

 

キツくて押し返される、締め付けられるという感じがしないんだ」

 

「…?」

 

「ね、キデさん、1つ訊きたいことがあるのだけど、

 

キデさんって、栗イキで外イキするときも、自分で取りに行くって感じなの?

 

それとも、思わず外イキしちゃったって感じなの?」

 

「…そーねぇ…栗イキによる外イキも自ら取りに行く感じかな

 

相手の愛撫で気が付けば外イキしてたというのは余りないわね」

 

「それだよ、それ!つまり、キデさんは完全に男性型ということだね

 

だって、ボクだって、Fされるときも漠然とされて射精すると言うのではなく

 

よし、イクぞってどこかで決めてからでないと、Fでイケないもんね」

 

「…そーなの…?」

 

あたしはどーしてこのタイミングでフミヤが藪から棒に

 

そーんなことを言い出すのかその真意を測りかねていたわ

 

きょとんとしてるあたしのことなどお構いなしにフミヤは続けたわね

 

「だから、キデさんはこれまでどーりに、

 

自ら中イキを取りに行くぞって姿勢で

 

セックスに臨んだ方がいいと思うんだ

 

だってそーするキデさんのMの締まり具合、半端ないもん!

 

さっき、立ちバックとかで挿入したけどさ、

 

キデさんいつもみたいな締まりが感じられなくて

 

あー、これではきっとキデさんイケそーにないな

 

だからと言って、ボクが確実にイカしてあげられる自信もないって思った

 

キデさん、連続イキにあまり拘らない方がいいのじゃないのかな」

 

「…そーねぇ、あたしのMの締まり具合って、

 

あたしの意志次第でそーんなにも変わってくるものなの…?

 

知らなかったわ

 

それはそーと、女性が連続イキしている間は

 

フミヤはイクのをガマンしているということよね?

 

でも、あたしとしている時は、大抵いつも同時に2人とも果てるわね」

 

「そーだよ、ボクの希望としては、同時にイキたいんだ」

 

「…あたしとしては、連続イキをこれでもかって味わって

 

白目なぞ向いてみたいって憧れがあったりするし

 

連続イキ出来る女性に対して嫉妬したりもしてるけど

 

そーねぇ、フミヤの言うとーり、ないものねだりではなく、

 

あたしの個性に合ったイキ方をすればいいということね

 

あたしのイキ方にも良さがあるというのなら」

 

そこで改めてあたしたちは正常位で挿入したの

 

そーよ、今度はいつもみたく、あたしらしく

 

「中イキを取りに行ってやる!」って意気込んでね

 

すると、フミヤってば挿入した途端に甘い悲鳴を上げたわ

 

「あ、そーそ、これだよ、この締まり具合!こーでなきゃ…」

 

そして、フミヤはあたし好みの、

 

ポルチオ目指して奥へ奥へと突いてくれたの

 

…尤も、フミヤPってば下向きに反っているから、

 

実際にはポルチオに到達することはないのだけど、

 

それでもゴリゴリと日頃擦られないよーな膣壁を刺激してくれるからそれもイイ!

 

そんでもって、小刻みで緩やかな彼のピストン運動に刺激されて

 

あたしは更にいきんでフミヤPを締めにかかったわね

 

締めて締めて締めまくるわよ…と言わんばかりに

 

あたしは自分の脚をフミヤのすねに絡みつけると

 

さらにフミヤの体をあたしに引き寄せ離さないよーに

 

気が付けば、フミヤの両脇下に腕を回してぎゅーぎゅーと抱き寄せていたの

 

そーやって、あたしは全身を硬く緊張させて息を詰めていきむと

 

直に、中イキはあたしがPを飲み込み締め付けている結合部分から

 

甘やかな痺れとなって頭の天辺を貫いていくかのよーに上っては抜けていくのよ

 

そ、まさに中イキは上へと縦に抜けていく感じ

 

ちなみに、外イキは栗辺りから発して横へと広がりじわわーんとしびれる感じね

 

「あーん、イク、イクわぁ!!」

 

「…キデさん、ボクもイク…!!」

 

帰りの時刻が容赦なく迫る中、あたしたちはアクメの余韻に浸る間もなく

 

バタバタと交互にシャワーを浴びに出かけては帰り支度に余念がなかったわね

 

えぇ、だってあたしに会いにわざわざ遠くから高速飛ばしてやって来てくれたもの

 

あたしだってそんなフミヤをセフレの矜持でもって

 

時間どーりに帰してあげないとね

 

「キデさん、気付いてた?キデさんイク直前、

 

ボクに脚を絡みつけ、それだけじゃ物足りないのか、

 

両腕さえもボクにぎゅーぎゅーと巻き付けて抱き寄せていたの」

 

「あら、そーだった?

 

何せ中イキ直前は頭が真っ白だから覚えてはいないけど

 

でも、あたしならきっとそーしてたと思うわ」

 

「それじゃ、無意識にしてたんだね、でも、あれは良かったよ

 

何か脚や腕を巻き付けられて、より一体感を感じられたと言うか

 

何か、トランスフォーマーにでもなって合体したよーな感じだったよ」

 

「うふふ、そーなのね…気に入って貰えて、良かったわ」

 

あたしはかつてタツノスケ師範からも

 

まーったく同じ感想を言われたことを思い出したの

 

タツノスケ師範もあたしに脚や腕を

 

ぎゅーぎゅーと絡みつけられるのが大好きで

 

彼は正常位で挿入するなり、

 

彼はピストン運動さえもせずに静止したまま

 

そんでもって、あたしが彼に絡みつきやすくするよーに

 

すーっかりと脱力して、あたしに覆い被さったままでいたものね

 

ホーント、フミヤとタツノスケ師範てば、表面的には対照的な2人なのに

 

あたしに関する感想は驚くぐらいまーったく一緒なんだから…

 

いいわ、フミヤの折り紙つきを貰ったわけだし

 

しばらくはこのままあたしらしく

 

自ら中イキを取りに行くスタイルを貫くことにするわ

 

このスタイルこそがあたしの個性、

 

あたしのアイデンティティなのかも…

 

あたしはそーやって人知れず思うと、

 

実に満ち足りた気分でフミヤとホテルを出たの

 

そーんなあたしの気持ちを後押しするかのよーに

 

帰りの車窓から見上げた夜空には、

 

大好きな上弦の月がひっそりと輝いていたわ

 

それから、フミヤがあたしのイメージだとして

 

車中でさり気なくかけてくれた

 

Cardigansのキュートでコケティッシュな歌声が心地良かったわね

 

こー言うことが自然に嫌味なく出来るところ

 

ホーント、セフレの貴公子ね、笑

 

また、近々、お会いしましょ…ね、フミヤ♡
 

THE END

 

 

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