「おはようございます」

 

セフレトライアルを夜に控えた翌朝6時

 

カイトKakaoを送ってきたわ

 

さすがに、建設関係メンズは朝早くて、

 

起きるなりこーして挨拶メールを寄こすのは日常茶飯事ね

 

こちらも、ショートスリーパーだからその前既に起きていたけどね

 

うふふ、「今夜は確実にトライアルを予定どーり、

 

実施するんだろーな?」という念押しね

 

だからあたしも直ぐに返事を送ったのよ

 

「おはよ♡

 

ちょーど、カイトのことを考えて、

 

しっかりと昨夜と今朝、一人でしちゃった♡」

 

あたしは起き掛けの朝が一番性欲のピークであるし、

 

昨夜は昨夜で夫を巻き込んでの、

 

ある意味、壮大なオナニーではあったけどw

 

「だめだよー!」

 

「あら、それじゃ、カイトは真面目にそのまま何もせずに寝たの?」

 

「ねたよー!」

 

「かわいいー♡

 

それじゃ、今夜、あたしの中でいっぱい出してね♡

 

何度も出してね♡」

 

「はい!!」

 

「キデさんがおしっこするところ見たい」

 

乳臭い、童貞臭い、あどけない顔して

なかなか言うな、おまえー!!w

 

一体どこで放尿、飲尿プレイを覚えたんだ、え?

 

このキデ様にそんな大胆不敵の不遜なことを言ってのけたのは、

 

カイト、キミを含めてたったの3だぞ?w

 

その輩の中で、キミがぶっちぎりで最年少であることは言うまでもあるまい

 

面倒臭いのと、いささか不気味であったからこちらも断ってきたけど

 

うーん、カイト、キミになら、その願い叶えてしんぜよーぞw

 

そ、あたしは自分好みのメンズにめっぽう弱いと来たもんだw

 

「いいけど、それはさすがにお風呂場でだね

 

立ったまま?それともしゃがんで?」

 

「どっちも笑」

 

「セックスした後に必ず排尿するから、

 

どちらも見る機会はあるわね

 

でも、なぜ見たいの?汚くない?」

 

「なんかエロくないですか?」

 

あたしが「そのうち、飲みたいとか言い出さないでよ」って

 

まさに入力している最中に、カイトからメッセージが入ったわ

 

「いずれは飲んでみたいです」

 

ほら!!言わんこっちゃない!!www

 

「全ては今夜のトライアル合格してからよ」

 

って、朝の部のあたしたちのやり取りはそこで終えたの

 

その後も、カイトから恐らく彼の休憩時間ごとに

 

チチチ…って、ホント、鳥のさえずりのよーな、

 

極めて短い一言メッセージがぽんぽんと送られて来たわね

 

ホント、短過ぎて、こちらも返答に困るよーなヤツw

 

あー、ハイハイ、心配しなくても、

 

気分を変えて態度を翻したりしませんから

 

そんなにあからさまに念を押さないでくださいなw

 

余程のさみしがり屋なのか、

 

それともせっかく遭遇したあたしを逃がすまいと必死なのか

 

それともその両方なのか、実にトライアル控えた初日は

 

カイトからたくさんメッセージが来たものよ

 

うふふ…老いも若きも、

 

女と念願のセックスをする前の態度ってみーんな同じねぇw

 

ホント、分かりやすいわぁw

 

さて、夕方近くになって、カイトからこんなメッセージが来たの

 

「待ち合わせの7時半、少しだけど遅れるかも知れないです

 

すみません」

 

「どれぐらい?遅れるなら、止める?」

 

だって、そーでしょ、実はあたし、元々は今夜、

 

あたしのブログファンで、

 

新人セフレキラキラフミヤから誘われていたのよ

 

何なら、そちらに今から鞍替えしてもいいけど?

 

「いやなんとかして間に合わせます!」

 

「了解、楽しみにしてる

 

だけど、ダメなら早く言ってね、キャンセルするから」

 

「間に合います!」

 

そーして、一時はそんな不穏なことを言っていたカイト

 

実際は待ち合わせ場所に30分も前倒しで到着するほどの力の入れよーで

 

その直前まで、あたしの心服するメンター、

 

通称・教祖様オンラインセッションを受けていたあたしの方が

 

却って、カイトとの逢瀬の準備にバタバタと追われてしまったぐらいよ

 

あたしは女性らしー、思いっきり彩度と明度の高い、

 

元気なチェリーピンクのカシミアのセーターにがばっと着替えると

 

大柄の模様があしらわれた、ジャージー素材のフレアースカート

 

マイブームでここのところ、ずっとこのブログでも何度も登場してる、

 

お馴染みの網タイツに、

 

今夜は水色のブラとソング(Tバック)、キャミは全ておソロで、

 

本来ならここに黒のショートブーツを合わせたいところだけど

 

ホテルでのあがりかまちでの着脱のし易さを重視して

 

ここは敢えての黒のビットローファーで我慢する、と

 

そんでもって、逢瀬の三種の神器の入った、これまた毎度お馴染みの

 

ヴィトンのバニティーケースにハンドバッグをがばっと掴み取ると

 

あたしは夫がまだ職場にいることを注意深く確認した後で

 

そんな夫と遭遇するのを少しでも避けるかのよーに

 

慌てて自宅マンションを出て、

 

カイトとの待ち合わせ場所へと向かったのよ

 

だって、この界隈は、あたしの唯一の同性の親友で、口さがないさえから

 

「キデ’s アクアリウム」と命名されてるぐらい、

 

あたしの自宅を基軸として、

 

あたしを取り巻く世界がぎゅっと凝縮されているからよ

 

夫が上司でもある、職場まではハイヒールで徒歩7分、

 

夫のかかりつけの大病院まではハイヒールで徒歩10分、

 

メンズらと逢瀬の待ち合わせ場所(その1)へはハイヒールで徒歩7

 

同じく待ち合わせ場所(その2)へはハイヒールで徒歩5

 

車を乗らないメンズとの逢瀬に利用するタクシー会社までハイヒールで徒歩3

 

そんでもって、メンズとの逢瀬に利用するホテルまでは車で10

 

…てな具合でね、ホント、地元では出不精で物ぐさのあたしには

 

まさにおあつらえ向きのロケーションなのよ、うふふ

 

そんでもって、メンズたちは、そのアクアリウムの中心でたたずむあたしの元へと

 

まるでイワシか何かの魚群みたいに一気にどっと押し寄せてくるのよ

 

きらきらとそのうろこを乱反射させながらあたしを通過していくの

 

そ、一方通行の彼らとは2度とお目にかかることはない

 

だから、一期一会の精神で、

 

そんな中せっかく出会えた彼らとの出会いにいつでも感謝して

 

刹那的で情熱的な逢瀬に身を燃やすのよ…

 

to be continued...

 

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