こどもとアロマの原亜紀子です。
夏のお悩みで
けっこう多いのが
デリケートゾーンの痒み。
いまは
デリケートゾーン用のアイテムが
いろいろでていますが
専用のものはとくに必要ない
と私は思っています。
そして
健康な状態であれば
デリケートゾーンは
お風呂のときにお湯で流す程度で
洗浄剤も必要ないと考えています。
ただ
炎症が起こりやすい状態や
すでに起こっているときには
①炎症を鎮静させるもの
②粘膜を保護するもの
③汚れをおとすもの
の3つがあるとよいでしょう。
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①炎症の鎮静
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ハーブウォーターか
クレイを使うといいでしょう。
デリケートゾーンでは
きほんアロマ（精油）は使いません。
ハーブウォーターは
穏やかな抗菌作用もあり
刺激も少ないので
粘膜のような弱い部分へも
直接使うことができます。
弱い炎症であれば
トイレのあとやお風呂のあとに
まずはハーブウォーターを使ってみましょう。
それでも
なかなか改善しないようであれば
一旦クレイで表面的な炎症を
鎮静させるとよいです。
これは前回の
頭皮のケアと同様ですね。
デリケートゾーンへのパックは難しいので
クレイのゆるめのペーストを作り
お風呂でデリケートゾーンに塗り
洗い流してもいいですし
クレイを入れたお湯での腰湯でもいいでしょう。
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②粘膜の保護
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炎症がおきているところに
尿や便などがついてしまうと
かぶれがひどくなります。
粘膜の保護が必要なときには
植物油を薄く塗っておくといいでしょう。
このときワセリンや軟膏は
保護力は高いのですが
洗い流すことや
塗りやすさを考えて
私はさらっとした植物油を
おすすめしています。
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③汚れをおとすもの
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膣の部分には
デーデルライン桿菌（かんきん）
という乳酸菌がいて
膣内を強い酸性状態を保ち
雑菌が繁殖できないように守ってくれています。
洗浄力の強いものは
そのぶん刺激も強くなりますし
洗いすぎると
常在菌のバランスを崩し
炎症が起こりやすい状態になります。
いまは
洗浄機能のついたトイレが増えていますが
水圧の強さや洗いすぎ
水道水に含まれる塩素の刺激によって
かえって炎症が起こりやすくなります。
お子さんの場合は
ふだんのトイレ事情も
確認しておきたいですね。
お風呂での洗浄は
きほんお湯洗いで十分ですが
粘膜保護のための植物油を
使っている場合は
洗浄力の低いマイルドなせっけんなどを
使ってやさしく洗い流します。
このとき水道水は避けて
浄水機能のついたシャワーヘッドを
使いましょう。
そのほか
トイレでのおしりの拭き方を確認したり
下着の素材を変えてみる
洗剤を変えてみるなど
できることをしていきましょう。
デリケートゾーンは
経皮吸収率がとても高い場所です。
炎症や痒みがあるからといって
強い薬を使い続ければ
そこが症状の出口になってしまうことも・・
だからこそ
薬に頼る前のケアが
できるようにしておきたいですね。
ということで
デリケートゾーンのトラブルで
持っていたいアイテムは
・クレイ
・ハーブウォーター
・保護のための植物油
・マイルドな洗浄剤
の4つです。
薬と違って
作用が緩やかな分
違和感を感じたらすぐに使いたいので
できればトラブルが起こる前に
準備しておいてくださいね。
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講師プロフィール
原 亜紀子
ママのための自然療法スクール＊こどもとアロマ 主宰
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