使い方の正解かどうかの前に・・精油を大量には使えなくなってしまう方法 | お薬を減らしたいママのための自然療法スクール【こどもとアロマ】

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こどもの風邪、ケガ、皮膚のトラブル、アレルギー(喘息・花粉症・アトピー)などをアロマ、ハーブウォーター、クレイを使ってやさしくお手当。お薬を減らしたいママのための自然療法スクールです。

こどもとアロマの原亜紀子です。


 

昨日は

「種まきから布ができるまで」

というWSに参加してきました。

 

私の隣の畑は機織りの先生が

綿花を育てているのです。

 

10月まで続くので

最終的にもし布っぽいものが織れたら

(いまはできる気がしません・・)

報告したいと思います。

 

そんな感じで

春の畑作業や田んぼ準備

それにまつわる手仕事を体験するのに
とても忙しい毎日(楽しい!)ですが

2月からスタートした
ママのためのアロマの化学も
毎回新しい発見があり
楽しみながら講座をすすめています。

早くも8回連続の前半がおわり
折り返し点に来ました。


もともと
超苦手分野の精油の化学について
講座をつくろうと思った
きっかけの1つが

精油を内服や高濃度で
たくさん使うことについての
質問がとても増えたことでした。


精油(アロマ)は
ホームケアの場面では
主役級で活用できるアイテムです。

でもいまは
いろんな情報が溢れていて
それを鵜呑みにして
安易に使いすぎる人も増えていると感じます。




精油は自然なものだから安全
と思われがちです。

たしかに
植物由来ではあるけれど
「自然なもの」というのも
ちょっと違いますよね。



精油は
植物がつくりだす成分の
ほんの一部分ですし
植物中にあるときよりも
かなり濃縮されたものです。

アロマテラピーを
学んだことがあるなら
当たり前に感じるこのことを
知らずに使っている人も
じつは多いのではないかなと思います。



植物は光合成で
光エネルギーを利用して
水、二酸化炭素を原料に
自分の体を作る材料や
成長するためのエネルギー物質を
作り出します。




このとき
合成経路が枝分かれしていき
それぞれの経路で
植物がいまの環境で
いかに強く生き抜き
子孫を残していけるのか
という目的のための物質を
必要に応じて作っていきます。



その植物のオリジナルな成分
それが二次代謝産物で
精油を構成する芳香成分も
その一部に含まれます。


植物たちは
ゼロのところからすべてを作りだし
必要に応じて
物質を変化させたりしながら
生き抜いていくために
活用していくのです。



精油のもととなる
エッセンスは

・微生物からの感染から身を守るため
・虫や動物に食べられないため
・周囲の仲間に危険を知らせるため
・鳥や虫を引き寄せ受粉を手伝ってもらうため
・傷ついた部分の修復をするため
・強い紫外線から身を守るため

などなど・・
のさまざまな目的で作られます。


同じ植物から抽出されても
部位によって成分が違うのは
植物はその場所に必要な成分を作り
使い分けているからです。

葉なら
虫を寄せ付けないための成分
お花には
虫を引き寄せる成分というように。





そして
植物が自分のために作った
エッセンスの働きは
精油となったときに

抗感染作用や抗酸化作用
昆虫忌避作用や皮膚組織修復作用
瘢痕形成作用など・・

人にとって有用な作用となって
私たちを助けてくれるのです。




精油の芳香分子を
くわしくみていくと
植物たちが
どんなふうに作っていったのかを
垣間見ることができます。


この芳香分子は
あの芳香分子の
この部分をちょっとアレンジして
作り変えたものなんだな
とか

一部分をちょっと変えただけで
こんなに刺激が強くなるのか!
と驚いたり

反対にちょっとした構造の違いで
かなりマイルドに変わるのだな
と感心したり・・




最初は意味がわからなかった
芳香成分のカタカナの意味も
構造式のカタチも
知れば知るほど
おもしろくなってきます。



いま、お米作りで
たくさんの工程があるということを
体験している途中なのですが
すでに私のなかでは
お米1粒の価値が
大きく変わってきています。


それと同じように
精油の1滴が出来上がるまでに
植物がC・H・Oなどの
ごく限られた原子の組み合わせを
体内で代謝していく過程を
知ってしまうと
精油をむやみやたらと使おうなんて
とても思えなくなるのです。





さいきんは
蒸留のワークショップが
いろんなところで開催されています。

もし見つけたら
ぜひ参加してみてほしいな。

ほんのわずかな精油を抽出するのに
どれだけの植物を使うのかが
よくわかりますよ。


そして
その植物たちは
なぜ芳香成分を作っているのか
植物の体内で
どんなふうに作られていくのか
ということも
想像してみてほしいなと思います。



いまは春の種まきシーズン。

私も
ハーブを畑で育てるところから
始めてみます。

まずは蒸留できるくらい
収穫できるようになりたいな。

きっと
そうやって体験したあとは
私にとっての精油1滴の価値も
これまでとは大きく変わっていくのだろうな
なんて思っています。



精油をたくさん使っても
体に問題があるのか、ないのか。

ということも
もちろん大切なことではあるけれど

その前に私たちは
植物が生き抜くために作った
大切な産物をいただき
使わせてもらっているのだということを
忘れないようにしたいですね。





さて、
今年はいろんな体験をする年と決めたので
やりたいと思ったことは
失敗も含めて
どんどんチャレンジしていきます。

面倒くさくなって
やらなきゃよかったかも・・
と後悔することほど
じつは得られるものが大きいから

大変なときは
未来の私がすごく感謝するはず!
って思って頑張ってます笑



しばらく
メルマガもお休みがちでしたが
4月からは発信のほうも
再開していきますね。



インスタのストーリーズでは
畑の様子をアップしてます


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「自然農初心者」
「お米づくり」で
これまでの様子をみられます

インスタはこちら
 

 


 

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原 亜紀子

ママのための自然療法スクール*こどもとアロマ 主宰

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