こどもとアロマの原亜紀子です。
今日は朝から雨。
季節の変わり目は
お天気が周期的に変わって
雨の日も多くなります。
頭が重だるくなったり
頭痛がひどくて
痛み止めが必須となる人も
多いですよね。
痛みがでやすい体は
冷たくて硬くなっています。
薬はさらに体を冷やし
ふだんの血流も悪くするので
常用するようになると
より痛みを感じやすくなっていきます。
飲めば飲むほど
頭痛は起こりやすくなっていくので
どうしてものときに
お世話になることはあっても
手放せないまでいかないように
うまく使っていきたいですよね。
痛みに対しての応急処置では
精油の鎮痛作用を
使っていくことができます。
・痛みをマヒさせて感じにくくするもの
・痛みを増幅する物質を抑制するように働きかけるもの
・神経伝達を阻害するように働きかけるもの
など・・
鎮痛作用といっても
どの痛みのメカニズムに
働きかけるのかは
成分によって変わってきます。
なので
アロマレシピを作るときは
鎮痛作用が
いくつかの角度から働くように
精油選びをすると結果がでやすいです。
たとえば
おとなの人の片頭痛なら
・ペパーミント
・ラベンダースピカ
・バジル
濃度は5％くらい。
こどもの場合は
・ラベンダースーパー
・バジル
・レモン
濃度は3％くらいで。
こめかみや
耳の下
首筋から肩にかけて
やさしく擦りこんでいきます。
ペパーミントは
副交感優位による頭痛なら
交感神経を優位にして
血管収縮も促しますし
吐き気を伴う片頭痛にもいいです。
こどもでも
小学生以上なら使えるので
ブレンドの中に
1滴だけ加えてみるといいでしょう。
ただペパーミントは
馴染みのある香りなので
気軽に使ってしまいがちだけど
注意をもって使用するべき精油の1つです。
ときどき
「このペパーミントは
品質がいいので誰でも使えると
言われましたが本当ですか？」
と質問をいただきます。
注意が必要なのは
神経毒性のある成分などを含むため。
毒なんです。
品質のよい毒なら
使っても大丈夫とは
誰も思わないでしょう。
じゃあ毒だから使わないほうがいい？
これもちょっと違います。
薬もたくさん摂取すれば毒ですが
体にとって有益に働くように
量や頻度を調整してるから
薬として使えるのです。
毒も薬も同じもの。
どう使うかが違うだけです。
精油も使い方を誤れば
どんなに安全と言われている精油でも
毒になり得るし
注意が必要とされる精油も
使い方を知ることで
毒性となる成分を
体にとって有利に使うことも
安全に使っていくこともできるわけです。
精油は知れば知るほど
安全に使えるようになりますよ。
また
痛みを感じているときには
鎮痛を目的にして
レシピを作りますが
せっかくなら
アロマが得意とする
予防の段階でも活用していきましょう。
夜のお風呂に
・ラベンダーアングスティフォリア
・マジョラム
・マンダリン
などを入れて
ふだんから体を緩めて
血管を少しずつ広げていくイメージで。
お風呂上りに
脚や肩や首のあたりを
マッサージオイルで
緩めるのもおすすめ。
またお風呂は
エプソムソルトと一緒に使えば
マグネシウムが経皮吸収されるので
頭痛予防になります。
自律神経がうまく調整できずに
頭痛になりやすい人は
調整作用のある精油を
予防的に使っていくこともできますよ。
4月からスタートする
新しい「アロマの薬箱づくり講座」では
症状別におとなとこども
それぞれのアロマレシピを
お伝えしていきます。
なぜ
その精油を使うのか
どんな働きを狙って選んだのか
体のどの部分へ働きかけるのかなど
納得できる理由も一緒に
お伝えしていきますね！
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講師プロフィール
原 亜紀子
ママのための自然療法スクール＊こどもとアロマ 主宰
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