NEC 医療セミナー、聴講。 | 木田たかしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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NECが医療関係者向けに開催している医療セミナーが大阪で開催され、市議の頃から出席させていただいている関係で、今回も聴講させていただく機会を得ました。

 

いまや情報化の波は医療の分野においても隅々まで行き渡り、介護等を包含する福祉の分野との連携をさらに深化させるうえでも、情報技術の高度な利活用は欠くことのできないものとなっています。

 

今回のテーマは、「地域完結型医療及び地域包括ケアに向けたICT活用」と「医療の質向上に資する電子カルテに向けて」の二本立てで、前段のテーマでは、佐賀県の診療情報地域連携システムの構築に尽力された佐賀県医療センター“好生館”副館長の林田潔先生や、医療介護の連携の出口側、ケアの最前線ともいえる回復期病院におけるこのシステムにより診療情報の管理に携わっていらっしゃる白石共立病院の診療情報管理室の永尾隆裕室長様から具体事例を示しながらお話をいただきました。

 

 

 

 

後段では、大阪大学大学院医学系研究科の医療情報学がご専門の松村泰志先生からシステムの先進事例をお示しいただき、電子カルテのシステム構築に掛かる盛り込まれるべき情報と盛り込みたい情報のニュアンスの差を縮めるための日本語独特の難しさや日進月歩のICT環境の先進のすがたをお聴きするなかで、早晩竣工、供用開始される総合磐城共立病院を中核とする我がふるさといわき市の医療資源の不足と偏在が見て取れる状況が続く現在、最新の電子カルテ等の情報技術の展開がもたらす効果としての、あまねく市内全域で見られることになるであろう老いてもなお健康で安心して暮らせるまちのすがたを思い描き、一日も早くそのような日が来ることを願わずにはいられませんでした。

 

及ばずながら私も、“ふるさといわき”のそんな環境づくりのために関わりをもちながら見守って行かねばとの思いを新たにするひとときとなりました。