殉職自衛隊員追悼式が挙行されました。 | 木田たかしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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平成26年度の福島県出身殉職自衛隊員の追悼式が、爽やかな初秋の空の下、陸上自衛隊郡山駐屯地で挙行されました。


私も駐屯地オピニオンリーダーの一人としてご案内があり、式に陪席させて頂き、ご列席のご遺族様やご来賓の皆様とともに、志半ばで殉じられた四十七柱の御霊に感謝し、哀悼の誠をもってお参りさせて頂きました。


守るべき家族や親族を残し、命を落とされた殉職隊員の方々の無念を思うと、胸が痛みます。


余談になりますが、このところの集団自衛権の話題に、議論の噛み合わない様を見聞きし、とても切ない思いをしている一人として、彼の方々がご存命であったらどのような感想を持たれるのか、自分が愛する家族やふるさと、そして、国を護るという自衛隊の崇高な使命を日常の中で意識させられる仕事をするなかで、相手が明確に危害を加えてこなければ反撃できない、という、自らの命を予測を持って守ることすら、法律として許されていない職としての自衛隊員の皆さんの思いを想像すると、頭が下がるというよりも申し訳ないような気持ちでいたたまれない思いがします。

今現在、自衛隊そのものを否定するかのような方々もまた日本人であり、そのような方々であっても、自衛隊員は、その身命を賭して守り抜くことを誓約しているのです。

私が籍を置く自由民主党とは対極にある日本〇〇党の方が、こんなことをおっしゃったことがあります。

「党の方針としては自衛隊は反対だけれども、何かあった時に、最後に私たちを守ってくれるのは、自衛隊だものね。」


その自衛隊に身を置いたことのあるものの一人として断言しますが、自ら進んで争いを求めるような隊員は日本の自衛隊には一人もいません。

その上で、一朝、事が起これば身命を賭して、守るべきものを守るために命令に従う覚悟を持って、日々の厳しい訓練に励んでいるのです。


少々重い話しになってしまいましたが、平和であることのありがたさと幸せを噛みしめる機会となった、哀悼の一日でした。