山本太郎参議院議員、残念!! | 木田たかしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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この7月の参議院議員選挙で東京都選挙区から立候補して初当選されたタレントの山本某氏が、きょうの午後、東京・赤坂御苑で開かれていた秋の園遊会に出席して、直接、天皇陛下に文書のようなものを渡したとの報道がありました。

不敬極まりないこの所業は、天皇の立場をご存知ない最近の若い世代に見られる、憲法にも明記されている天皇の象徴としてのお立場を理解していないだけでなく、自らが国会議員であることで何をしても許されるという誤った確信による、日本国民の範たる立場の者がとる行動としては、決して許されるべきものではないと考えます。


この行動の前触れであったのか、数日前から、氏と共にその周辺にいる関係者が、私の理解の範疇を超える発言で、言葉の暴力を振るっていらっしゃいました。


去る24日にネットで配信された同議員の国会での活動に関する映像の中で、国会で提供される弁当について、「ベクレてるんやろなぁ、国会議員に出すお弁当は。(放射能で汚染されたものが提供されているのだろう、という意味らしいです)」という発言をして、がゆえに、自らは西日本や九州、海外から取り寄せた食材を使った料理を食べている、ということを、氏の事務所でも把握しているというものですが、国内の一般的な流通ルートに乗っている食品で、身体に害を及ぼすほどの放射能汚染があるはずもなく、経済的な立場の優位性をもってより安全と思われるところから取り寄せたものを口にしている事を認め、国民(特に原発事故に起因する被災者)に寄り添っているとは決して思えない言動をする方が、国会で私たち国民の代表者として私たちに関わる重大事を決める立場にいらっしゃるということを、空恐ろしい気持ちで受け止めました。


そして28日、氏は、目的の判然としないボランティアと称して先の台風26号で甚大な被害を受けた伊豆大島に出向いてあちこち見聞されている映像をネット配信され、随行のスタッフの正に“ つぶやき ”があまりにも常道を逸した言葉を発したことが話題となっているところで、以前、自衛隊に身を置いていたことのある者のひとりとして、これだけは看過できないと思うところから私見を述べさせて頂きます。

何を思った言葉なのか「人を殺したいっていって自衛隊員になっている人もいるんですかね」とのたまわり、さらに重ねて「手っ取り早いですもんね、人殺してお金もらえるって。」との断言。

心から平和を信奉する日本国民が自衛隊という機能を保持する意味を理解できずに、入隊希望者に対する様々な選考要素とそれを裏打ちするためのハードルの実際をご存知ないがゆえの与太話であるとして笑い飛ばすには、あまりにも無礼で、少なくとも殺人という行為が法律によって厳しく戒められている人間社会にあって、あたかも、殺人が許容される職業であるという理由を持って入隊を希望する者など、少なくとも自衛隊には存在し得ないと断言するものです。

更には、その活動状況を捉えて、「なんでユニフォーム変えないんですかね?」などという珍問を呈する始末で、“ 類は友を呼ぶ ”とはこの事かと、ふつふつと湧き上がる怒りとともに妙に腑に落ちた“ 方々 ”の思考の有り様でした。

自衛隊員は、自衛隊員である限り、こういった思考(思想?)を持つ方であっても日本国民の一人として自らの身命を賭して守らなければならない使命を持っています。

それを承知での発言であるとすると、いかにも不穏当で不遜な発言ではないでしょうか。


件の発言だけを取り立てていうのではなく、山本某氏の国会議員の立場としても当然、この“ 方々 ”は“ ひと ”として幼すぎ、と私は思います。

残念!!