● あなたのダメな性格を直すという発想

「性格を直したい。」

「私のこんな性格は直さないといけない。」

カウンセリングをしていると、そんなふうに言う方がいます。

そうだね、お気持ちはわかる。実際にその性格から今の問題が起きているのだから・・・。

でも・・・。

正直、僕はこの直すって言葉あまり好きではないんだよね。(^^;

なぜなら、直すというのは、その性格は「悪」だと決めていること。

そんな性格の自分は「ダメだ。」と否定していることになるから。

直したいと思っている性格は、あなた自身です。

そもそも人は誰もがどんな性格であっても、これまで生きていく上で必要だったから、なっている性格。

例えば、人のことを疑う性格の人は、周囲に自分を欺くような人が多くて、期待を裏切られガッカリしないように疑うことを覚えたのかもしれない。

例えば、ネガティブな側面を見がちな人は、安定した環境になかったので、リスク回避を過剰に身につけたのかもしれない。

必要な時に必要な性格を身につけていた。

ただ、以前はその性格でも良かったかもしれないけどね。今の環境では足カセになっているってことなんだよね。

今その性格では、デメリットが多くなっただけ。

だから、直すというより

「もういいんだよ」

とその性格を「手放す。」という発想が大事なのかも。



今までありがとうね。今まで私のためにその性格を維持してくれてありがとうね。

変わりたいと思う性格にお礼を言って手放す。バイバイしよう。

あっちいけ!と追い出そうとすると、性格は抵抗する。だけどもお礼を言って、そっと手放すと自然と離れていく。。

だんだんと自然に、性格が変わってくるわけです。

それに、前にも言ったけど、自分を否定し続けると、意欲も低下し何も行動する気がなくなってしまう。

今までの自分を否定することにもなる。

否定する。→意欲の低下。→直すための行動が続かない。→その結果、何も手放せない。

これ、ちょっとした言葉の違いだけど、すごーーく大事だよ。

ということで、今日のまとめ。

あなたの性格。「ここを直す。」といより、「ここを手放す。」と考えてみる。

あなたの参考にしてくださいね。^^

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