ネタ提供ありがとうございます。
いろいろ情報が錯綜しておりますが
基本、健康でどこも具合が悪くない女子が
ウオッシュレットでどこを洗い流そうと
普通レベルのばい菌には負けません。
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Q.
性病はウオッシュレットで感染しますか？
Ａ．
基本的には感染の可能性はごく低くて
性病と名の付くものは
残念ながら
「粘膜と粘膜のこすれあい」
でしか感染はしないです。即物的～
ただ、淋病だけは
明らかに浴場の洗い場でべったり座ったから
うつったんでは、と推察されるケースを
経験したことがあり、注意が必要です。
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上記は２歳の幼子に淋病を
発見した経験によるものです。
例えそれとは言ってなくても
性的な虐待？も念頭に置いて
診察しなくちゃならない、
世知辛い世の中ではありますが
彼女の場合は、おそらく・たぶん・きっと
不潔な洗い場に直接座ったことが原因、としか
思えなかったんでー
そんなこと、
教科書にはちいとも書いてありませんですが
ばい菌の中では割と淋菌は強い方なんで
そういった環境でも
生き残っている可能性はあるかなと。
他は性病と一口に言っても
クラミジア、梅毒、エイズ、B型肝炎、C型肝炎
EBウイルス・・・・
いろいろありますけど
特殊な環境に置かれると
ウイルスも細菌もヒトにたどり着くまでに
死んじゃうことが多くて
感染成立には至らない、と考えられます。
ざっと論文を調べてみると
けがや免疫が低下するような病気を持たない
健康なヒトでウオッシュレットでの
健康被害は報告がありません。
なので、あとは気持ちの問題か、とは思います。
ただし、
それはウオッシュレットの水が触る場所に
どこにも傷がない（＝侵入経路がない）
と仮定した場合のことです。
ウオッシュレットの水は滅菌水ではありません。
マダムが日常的にお使いの上水は
大腸菌も何匹かは存在を許されているレベルで
その上ウオッシュレットの水は
いったんタンクに溜まり
そこから出されるある程度
「熟成した」水であることを
忘れてはいけません。
また、体の表面には免疫細胞もたくさんいて
水はそれもついでに洗い流してしまうんで
抵抗力が逆に落ちると思います。
よって、うちの病院では
子宮を摘出した方に限り
約６か月、ウオッシュレットのうち
腟内を洗う「ビデ」の使用を禁止しています。
また元気になったら使ってね、と。
一億総清潔の国、ジャパン。
アライグマのようになんでも洗い
お尻まで洗うんだって！とよその国の人たちに
驚かれていますが 笑
なにごとも過ぎたるは猶及ばざるが如し。
その教訓を忘れず、ほどほどにお願いします。礼。