婦人科便り251  R15:感染対策としてのコンドーム | 婦人科備忘録

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ある婦人科医の独り言です

ネタ提供ウェルカムですが
最近ご質問内容が
すでに記事になっていることが多くなってきました。
お手数ですが、まずはブログ内をご検索ください。

ネタ提供ありがとうございます。

 

海外からもご感想やご質問を

頂戴するようになりました。

日本との相違を肌で感じております。

興味深かったのは、

回ったり足を広げてくれたり

優しい声で注意を促してくれたりする自動内診台は

もしかしてもしかすると

日本だけの文化かもしれない・・・という点。

耐荷重135キロまでだからなー

欧米のサイズ感に合わぬのかもしれぬ。

 

ちょっと前まで日本でも自分でよじ登り

自分で肛門側からドクターに

にじり寄っていくスタイルだったなり。なんの恥辱。

内診台に関して色々文句垂れてるマダムが散見されるが

文明の進歩に助けられていることに早く気がついて欲しいものです。

あれが関西弁の若い男の声で

「はよパンツ脱げ」とか言ってたら

はじめて苦情を受け付けたいと思う。そりゃいかん

 

さて

 

アダルトなマダムからズバリなご質問きた。

若い頃はこういったお悩みを

もじもじして受けられなかったが

ベテランにもなると、身を乗り出し曇りなき眼で

相談に乗れるようになり、恐悦至極です。けけ

 

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Q.    HPVの16が陽性だったんですが、夫との営みの際は

        やはりコンドームをした方が良いですか?

        オーラル行為は、お互いの安全のために

   控えた方が良いでしょうか?

        コンドームなしの夫婦の営みで、

   子宮頸がんのリスクは上がるのでしょうか?

        やはり夫婦といえども、

   安全の為にはコンドームを着けるべきですか?

 

A. ええ、ぜひ。コンドームをお使い下さいませ。

  平伏。

  子宮頸がんも広い意味ではHPVによる感染症。

  サランラップも巻いてはいかがか。

  ・・・どこに?ご想像にお任せする。

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日本のコンドームはとても優秀で

その薄さ、強さ、痒いところに手の届く仕様に加え

様々な種類のパッケージや芳香

お茶目なネーミングなど他国に追随を許さない。

「めちゃうす」など本当に役員会議でゴーサインが出た名前なの??と震える。

ユーモアを介する紳士、淑女がこの日本にもいたんだね。ありがとうジャパン。

外国産はちょっと日本人男性には

ゴワゴワする&サイズがでかいらしく

あまりお勧めできない(そうだ)。

使用感を上梓できず大変申し訳ない。

 

さすがの私もお試しできないYOー

 

「コンドームつけるとイケない」

とか不満たらたらのムッシュも

外来にて時々お見かけするが、

感染対策としてのコンドームは紳士の嗜みである。

つまりムッシュのナニは全てに置いて感染源であるため(つまり、きちゃない)

つけても即、イケるための修行をしてきてほしい。

つけたらイケないのは日頃の鍛錬が足りないと心得よ。

何事も練習あるのみ。ムッシュに伝言、よろしく頼む。

 

清潔を保つという観点から

直接ナニを上のお口に含むなどもってのほかであるが

お口や喉に異変があった場合

担当する科は耳鼻咽喉科もしくは頭頸部外科であるため

別に私は止めません。

相談には乗ります。ええ。きっと。

 

 

しっかし朝8時からこのようなお題を興奮しながら

アップして良いものか・・・

他の女性医師のブログで

こんなこと書いてないやん?上品やん??

恥ずか死ぬかもしれないが、

そんなことは一切関知しないマダムのみ閲覧希望です。

 

いちお、R15指定しとくね。