ネタ提供ありがとうございます。
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さて、いつするの、今でしょ
と某予備校の名物教師が言ったのは記憶に新しいが
実際問題、手術っていつ決心するの?というのは
ムズカシイところがありますね。
誠に勝手ながら手術の時期について
私的解説をしたいと思います。
要するにネタが尽きたってことです。
困ったときに手術をするのが
一番ありがたみを感じられると思うのですが
ちっとも全然全く
な~んにも症状がない or 薬飲んでりゃ収まる
的なマダムは
なっかなか決心がつかないと思うのが
チョコレート嚢胞(子宮内膜症性嚢胞)
で、あります。
チョコレート嚢胞の問題は
① がん化する
② 不妊の原因になっている・・・かもしれない
という2点なので、それを
分けて考えないといけません。
これに生理痛や下腹部痛、性交痛が絡んでくると
話がより複雑になるのでひとまず
痛み問題は横に置いておきます。
痛い人、ごめんね
チョコレート嚢胞は大体早い人では20代から発症
卵巣に血豆ができて、生理のたびにそこから出血
だんだん大きくなって、周りとくっ付き始め
40歳以上からがん化の率が高まってきます。
全年齢でみると、
がん化の率は0.7%と言われているんですが
40歳以上で20代の13倍の確率になってくるらしく
このギョーカイ、100人中数人程度の病気は
「ちょくちょく見かける」レベル。
目安としては
「チョコレート嚢胞 一番長い径が4センチ以上」で
手術を強くお勧め。
ちなみに50歳、チョコレート嚢胞10センチ、だと
50%ががん化するとも言われていて
まあ怖い病気です。
しーかーもー
抗がん剤が効きづらい、
「明細胞腺癌(=clear cell carcinoma)」
に変化しやすく、かつ
卵巣がんの初発平均年齢が62歳であるにも関わらず
ほぼ10年ほど早く発症。
現役バリバリ、まだまだ元気で
世のため人のため自分のために働ける人たちの
自由を奪う、恐ろしい疾患なのであります。
以前もこのブログのどっかに書いた
(ほんと無責任)んですが
チョコレート嚢胞の悪性転化あるあるは
閉経後はチョコレート嚢胞が消えると言われて
手術を勧められたが逃げ回り
無事に閉経を迎え、婦人科を受診したら
こないだまであったチョコレート嚢胞が「消えた」。
嬉しくてしばらく婦人科受診をやめていたら
急にお腹が苦しくなって
閉経後3年目くらいで
卵巣がん発覚。結構でかくて病期も進んでいるらしい。
というストーリー。典型的。
そう、チョコレート嚢胞の怖いところは
閉経後、運がいい人はそれで治っちゃうのだが
がん化する直前にいったん
すっと
消える
ホラー~~~~~~
仲良くなったマダムを
この病で失ったことがあるワタクシ
見つけ次第即刻手術を申し付けるのは
そんなこんなの悲しい自分史から、であります。
こういった時の医者の言うことは聞いておくもんです。
よく、「手術したいからだけやろ」
とか言ってくるマダム、おられますが
究極のところ、マダムの手術を一つ増やしたところで
サラリーも上がらなければ
何かの勲章になるわけでもなく
ただただ
あんな目に二度と遭わせてなるものか
という一心で手術を勧める場合もあるわけなので
そこらへんの見極めは
やはりマダムの一つのたしなみとして
女の勘を働かせてほしいものです。
まるぽこ。嘘、つかない。
とりあえず人の話はよ~と聞け。
どんな気持ちで手術を勧めているのか
全集中で聞いてほしい。
聞いた挙句に別段、それならそれでどんと来い!
・・・と、思えたならそれも選択肢の一つだけれど
できる限り予防できる運の悪さとやらは
さっさとそうしておいた方が
人生が楽しいのではないかと
勝手に思いますです、ハイ。