ネタ提供ありがとうございます。
やっぱり私が睨んだ通り
マダム間で創の見せあいっこしてるあるね。うん。
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Q.
私は卵巣がんで広汎子宮全摘術を受けました。
現在術後7ヶ月半で、傷は痛みはないものの、
赤く盛り上がった一本線のようになっています。
この傷跡は、この先色が薄くなったり
平らになったりするのでしょうか?
また、ほぼ同じ時期に同じく
広汎子宮全摘術を受けた友人(子宮体がん)がいます。
彼女は術後ホッチキスのようなもので
傷が縫合されており、
退院前に抜鈎して痛かったと言ってました。
同じ術式でも、傷の縫合方法が
違うのはなぜでしょうか?
病気の違い(卵巣がんと子宮がん)、
病院の違い(手術を受けたのは別の病院でした)、
執刀医の違いによるものなのでしょうか?
A.
創の縫い方の違いは
ずばり
執刀医による
でしょう。
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創がみみずばれになるのを
ギョーカイ用語で「肥厚性瘢痕」と言います。
創を治す役目の細胞・繊維芽細胞が過剰反応し
集まることで引き起されると言われており、
要は少し「落ち着け」となだめてやると
収まることが多いです。
具体的には
① 肥厚性瘢痕予防の薬を飲む(リザベン)
② 創を離す方向に引っ張ると
繊維芽細胞が過剰反応するので
できるだけ創を寄せておく。
つまりアトファインを半年くらい続ける。
③ ステロイド剤など、細胞を落ち着かせる軟膏を塗る
など、いろいろ手段はあります。
ただ、お尋ねの卵巣がんの手術では
病期にもよりますが、
術後抗がん剤が追加されることが多いので
この抗がん剤によって免疫システムが抑えられれば
創もものごっつ、きれいになりますけどー
お尋ねのマダムの治療は今後、
どんなふうに続きますかね?
たいてい、抗がん剤6クール終わると
どんな大きな醜い創もすーっと
白い一本線になっておりやす。
抗がん剤の治療は美貌と健康に良くなさそうだけど
創がめっちゃきれいになる、
といういい側面もあります。
逆に帝王切開など、
免疫システムが過剰反応しやすい時期の手術は
みみずばれがひどくて
次のお子さんの時きれいにしよかー
となる気の毒な人が多いです。
>術後ホッチキスのようなもので傷が縫合
ちょっとしたトリビアですが、
ホッチキスってこれを発明した人の名前なんですよね。
英語ではステープラと言わないと通じない。
で、ギョーカイでもステープラ
言うてるところが多い感じです。
しょ~~~~~~じき言うて
この医療材料に恵まれた日本で
まだホッチキス使てる人おるんや~と
マジでびっくりしています。時は令和だよ?
昭和はもう明治と同じくくりよ?
創の横にホッチキスの痕が残って
まるで電車道みたいになってないですか?
それがかわいそうで、見るのも嫌なので
私はもう20年くらいホッチキスを使っていません。
こっちの方が簡単ですけどね。
最近の流行りは
異物反応がより少ない、
吸収糸(しかも抗菌仕様の)で埋没縫合。
抜糸も要らないし、創がきれ~いになるんで好き❤
あなたの創もグッチのかばんも手縫いですわー
言うてあげるとたいていのマダムは喜ぶ。
あたし、グッチよってか 笑
ま、埋没縫合って
長い手術が終わってようやく閉じるって時に
げんなりはします。疲れてるし。
創にチャックがあったらええのにーって。
不謹慎ですまん。
もう時代の遺物になってしまったが
私が研修医の頃なんて
クレンメというタガメの孫みたいな金具を
創に一列、じゃらじゃらつけて閉創しておりました。
クレンメを術後3日目くらいに一個ずつ
患者さんに痛い~言わせながら外していくのが
研修医の朝の仕事の一つでしたわ~(遠い目)。
当時は毎日創の付け替え
(ガーゼにテープだった)していましたが
今は創がくっつかないうちにテープ剥いだら
むしろばい菌が入る、言うて
テープで覆ったまんまでいいので
ほんとに仕事が楽になりました。
創にアロンアルファみたいなのを縫って
くっ付けるのも最近ではありますが
これも指にアロンアルファがくっついて
ストレス溜まるので、
2~3回業者さんに懇願されて試しはしましたが
不採用にしちゃいました。てへ
うまく使いこなせたら、
糸という異物が体に一時的にでも入らないので
創がよりきれいになるのかな~。とか思います。
知らんけど。
あんまり変わらん気もする。
知らんけど。
医療の技術は日進月歩
今はまだ足りないかもしれないが
きっと明日はもっといい日になる!
を信じて、あなたの創をちくちく縫いますよ❤️
グッチ風にね