東海道こぼれ話。



関宿の中央部付近の老舗和菓子店・深川屋。


そこで製造&販売されている『関の戸』という一口サイズの和菓子が有る。

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餡と和三盆糖を混合した、餡玉を高級にした様な雰囲気。
(饅頭では無い!)
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実は、この店とこの和菓子には、ある秘密が…。







とあるテレビ番組で放送された内容の受け売りなのだが…

戦国時代の事。
亀山城の殿様に仕える『忍(しのび)』がここに居たのだが、
戦国の世が終わり、泰平の世となった際、
戦(いくさ)は無くとも情報収集は続けていたと。
但し、幕府から謀反の疑いをかけられてはいけないと、
その忍びは和菓子屋に変装し、殿様に和菓子を献上するという設定を考えたと。
しかも、殿様に献上する和菓子がそんじょそこらの物よりも劣る様ではいけないと(殿様以外の誰かがもしこれを食べて“大したこと無いな…”等という噂が立ったら怪しまれる!)、
本気で和菓子作りに取り組んだ結果、
この『銘菓 関の戸』を創作したという。

その後、江戸時代には変装の為に取り組んだ和菓子が本業となったものの、忍(しのび)の精神は受け継がれたそうで、
和菓子屋を継ぐと明確に意思表明した子供にのみ、
この家が実は亀山城の殿様に仕える忍で、お城に上がる隠れ蓑として和菓子屋をやっているという事実を伝えてきた…という話。





もし、三重県亀山市の旧東海道関宿の近くへ行った際には、御賞味頂ければ幸い。

(日持ちは…生菓子なのでそこまで長くはない。頑張って10日間ぐらい?)