東海道。


絞り染めで有名な有松。


江戸時代、幕府が有松とその隣の鳴海、二箇所に絞り染めを地域産業とする許可を出したという。


因みに、鳴海は宿場なのだが、有松は宿場ではなく純粋に商業の街となっている。



こちらは、絞り会館。

一階では、伝統工芸・絞り染めの商品(ハンカチ、タオル、手拭いから、シャツや浴衣etc.)の販売、二階では有料になるが絞り染めの実演や予約制で体験も。

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会館前の石碑によると、
昭和61年に皇太子並びに皇太子妃両殿下が来られたそうだが、
これは現在の上皇並びに上皇后両陛下(正式な表現をするならば、太上天皇並びに皇太后両陛下)の事。



絞り会館のすぐ先には、
絞り問屋の服部家。
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服部家には、
近世城郭の防火設備でもある「なまこ壁」の蔵が。
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なまこ壁は、かなりコストがかかるので、
経済的に余裕が無ければ設置出来ないという。


こちら、やはり絞り問屋の棚橋家。
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有松では、屋根の上に、火災発生時に延焼を妨げる目的で造られた「卯建(うだつ)」が有る家が見られる。
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なまこ壁以上にコストのかかる卯建(うだつ)は、
かなりの稼ぎが無ければ設置出来ないとか。

稼げない、出世も出来ない人を指して、
「ウダツの上がらない…。」と表現する事があるが、
その語源が、この卯建(うだつ)だそうだ。