神奈川県中央部・伊勢原市の、伊勢原大神宮。


外宮拝殿の階段の前には、気になる物が。




石灯籠?




どうやら、これは“照見山神宮寺”という、別当寺の遺物らしい。


別当寺とは、神社の管理をする“寺”。

こちらの神宮寺は、禅宗の一派の普化宗(ふけしゅう)だったという。

普化宗とは、時代劇等で見られる天蓋(てんがい)という完全に顔を隠す笠を被る“虚無僧(こむそう)”スタイルの修行僧の、アレ。

因みに、普化宗は明治4年の太政官令で廃宗となっている。
(やはり、隠密行動に利用されるから…か?)





天蓋と尺八。



本則(普化宗の修行僧の、通行手形的な物。)