日向薬師から東名高速・伊勢原大山ICに戻る途中、

伊勢原市西富岡地区の鎧塚古墳群。




畑の中に点々と、
6基の円墳からなっている。



1号墳は、
直径21m、周濠最大幅は3.2m、高さ3m程。

古墳時代後期、6世紀終盤に築かれた模様。



石室は横穴式で、片袖型。
羨道(せんどう)の長さは3.8m、幅は1m。
玄室(げんしつ)の長さは4.2m、幅は1m。

直刀✕4
小刀✕2
鉄鏃(鉄のヤジリ)×4
勾玉、管玉、丸玉
が発見されているが、どうやら既に盗掘されていた模様。


石室は、すぐ脇を通る道路建設によって削られる予定だったそうだが、
歩道部分を墳丘の下を通るトンネル状にして保存されたという。
(ただし、石室は埋め戻されたので、見る事は出来ない。)




1号墳の墳丘正面。



忠魂碑の後ろに、“よろい塚の碑”が有る。



明治14年、道路の拡張工事中、玄室の天井石が露出して壊れそうになっていたので修理し、
この巨石を御神体とする『よろい塚神社』を建てたが、
木造社殿は昭和初期には崩れ去り、
この“よろい塚”のみが遺されているそうだ。

石碑となっているのは、
かつての玄室天井石の一部かも?