横須賀市、走水神社のすぐ近くの走水低砲台跡。



第一&第二砲座の間の弾薬庫の上の、塞がれた揚弾口の脇…





揚弾口の上の通路へと繋がる旧階段を見つつ…




上って行くと…





第一砲座跡に出る。




他の砲座と同様、周囲の壁の窪み“弾室”が有る。





砲座の脇には、謎の長い鉄棒が。


以上、4つの砲座と兵舎、弾薬庫が遺された、
走水低砲台跡探訪、終了!




走水低砲台を含む、所謂、東京湾要塞は、
一度も実戦を行わなかった。

最大の危機は、日露戦争の最終局面で、バルチック艦隊が東京を直接砲撃する事を計画したそうだが、
狭い東京湾の沿岸に砲台群が築かれているのを知って断念し、その後に日本海海戦で東郷平八郎司令長官率いる日本連合艦隊と激突する事となる。
(結果はバルチック艦隊壊滅。)


訓練以外で発砲する事無く終わった東京湾要塞は、
備えが有る事を知らしめる事により、敵に接近を断念させる良い例だったと言えよう。