昨年、鎌倉・鶴岡八幡宮の背後、北東部、
西御門の時宗 満光山 来迎寺へ行った日の事。
因みに、同じ鎌倉内の
材木座にも時宗 来迎寺が存在するのだが、別の寺院である。
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さて、西御門という地名は、源頼朝の大蔵幕府の西門が在った辺りというのが由来。
道端に唐突に現れるのが、この石柱。
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ここを右に曲がると来迎寺。
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階段下には、古びた手水鉢が。
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ここを上がる。
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1293年、鎌倉で起こった大地震の犠牲者を弔う為に、
一向上人を開山師として建立されたという。

本尊は、阿弥陀如来。
脇には、
如意輪観音、岩上地蔵菩薩、跋陀婆羅尊者(ばっだばらそんじゃ※水による覚りを目指す菩薩)の三体。
この中の如意輪観音には、鎌倉の仏像の特徴である
土紋(どもん)が施されているという。
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残念ながら、堂内の拝観は完全予約制である。
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こちらが本堂。
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昨年中は、“源頼朝ゆかりの地”という幟が立っていたが、
これは、脇侍三体が、
かつては源頼朝の葬られた法華堂に祀られていた物という縁によるそうだ。
