東京・上野公園内、清水観音堂。



1625年、天海僧正が上野の山に、
東叡山“寛永寺”を開山。

これは、平安京の鬼門(北東)を護る為に比叡山延暦寺
が存在するのに倣って、
江戸城の北東を護るという考えによる。

そして、1631年、京都の清水寺をモデルとして、
清水観音堂が建てられたという。

清水観音堂は、最初は摺鉢山古墳の上に建てられたそうだが、
江戸時代中後期、
元禄初頭に100m程南西のこちらに移転したとか。





現在、国指定重要文化財。





本尊は、京都清水寺から遷座された千手観音。
平安時代の比叡山・恵心僧都の作と言われている。

源平合戦の後、平家一門の盛久が助命される際に、
この千手観音像が関わっているという伝説も。
(当時はまだ京都の清水寺に。)




清水観音堂の正面。



そして、京都の“清水の舞台”も小さいながらも再現!




舞台からの眺め。
京都のそれよりは、低い。