横須賀市、三笠公園の記念艦“三笠”。



次は、右舷後部から。


救急室。



機械水雷(機雷)。
旅順港封鎖の為に、日本海軍が旅順港外に敷設(ふせつ)した物。





右舷中央部に並ぶ8cm補助砲。
画面右端に、要塞島・猿島が見えている。




このロープの束は…

マントレット(弾片よけ)。
敵弾が近くに着弾した場合、その破片による人員への被害を少しでも減らそうとした努力。




中央部煙突下から。



マストを見上げる。



『Z旗』の説明。

本来、『Z旗』とは、
国際信号旗において、
『我、航行不能により曳航・救援を求む!』という意味。

しかし、日本海海戦でバルチック艦隊と相まみえた時、東郷平八郎司令官は、
『皇国の興廃この一戦にあり各員一層、奮励努力せよ』という電文を全艦に打つと共にこれを掲げ、
『背水の陣を敷く』という意味をこめたという。






中央部の煙突を、前後に同じ高さのマストが挟むように立っている。

つまり、
実は三笠、前後の構造物が同じように造られている。
(前後対称)


こちらは、後部戦闘指揮所から艦首方向を見た所。

このすぐ下には、
前部と同様、分厚い鉄板に覆われた司令塔も在る。

万が一、敵弾直撃により前部戦闘指揮所や操舵室が破壊された時の保険として使えるようになっている。



そしてこちら、
後部艦橋の下には、日本海海戦時の前部戦闘指揮所の様子の絵が。
中央で軍刀を携えているのが、
当時の連合艦隊司令長官・東郷平八郎。

ここに立ち、日本海海戦当時の戦闘指揮所の一員になりきって記念撮影する事も可能。




今回紹介したのは、
下図、上甲板の上隅の補助砲列とその近辺。