かつては、三浦氏に対する備えとして鎌倉幕府が築いた防御設備だと思われていたが、
実は石切場だったらしい。

この崖の前には、現在は埋め戻されているが、
石切場だと、はっきり解る遺構が発見されているそうだ。
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ここと同じ材質の切り石が、
鎌倉各地の寺院の階段等で使われているという。

崖の壁面は、風化が激しい。

鎌倉を囲む山々は、大抵が“泥岩”。

泥岩は、かつては海底に溜まった泥が、長い年月で堆積して固まり、地殻変動で地表に出てきた物。

柔らかく、加工し易い。

大切岸を過ぎ、名越切通の出口へ向かう。
