鎌倉。


北条得宗家終焉の地・東勝寺跡の隣には…



“腹切やぐら”!

お遊び気分で立ち入ってはならない場所。

かつて北条得宗家の屋敷が在った場所に建っている『宝戒寺』が管理している。



シダ類が育ち始めて、道が見えなくなりそうな所を奥へ。




見えてきたのは、
鎌倉特有の横穴墓『ヤグラ』!



ヤグラの中には、
1333年に東勝寺で自害したという
北条氏一門の供養塔が。




先ずは、合掌。




供養塔の背後には、多数の卒塔婆が。




宝戒寺によって、
しっかり供養されている模様。




このヤグラ、横幅3m程、高さ2m程か。



鎌倉幕府・北条得宗家滅亡の後、
南北朝の争い、室町幕府と鎌倉府の争い、関東管領・上杉家の内部抗争~戦国時代へ…

そして、江戸幕府が開かれて以降の観光地化へと、
いろいろと状況の変わってきた鎌倉の片隅で、
ここだけは時が止まっているかの様な静けさ。






供養の心は変わらずに。








大切にしたい。









腹切やぐら入口から見る東勝寺跡。
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