かつて、東京湾防衛の為に、各所に築かれた砲台群の総称として、
『東京湾要塞』と呼ばれた物の一部、
神奈川県横須賀市の
“観音崎砲台跡”へ。

現在は、“観音崎公園”となっている。

ここは、東京湾の中でもとりわけ幅が狭い場所で、海の向こうには、千葉県側の陸地がうっすら見える。
即ち、東京湾防衛の最重要地点。

観音崎公園に入って行くと、洞窟の前に観音像が。

天平13年(西暦741年)、行基上人がここを訪れた時、
この洞窟に棲む白い大蛇が船を襲っていると聞き、
大蛇を退治した後に観音像を彫り、ここに安置した事で、海が平穏になったという伝説が。

この伝説が、
観音崎という名前の由来でもあるらしい。

洞窟と観音像の前には柵が設置されて近付けないので、
柵の前には観音像の写真が立てられている。
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因みに、行基作の観音像は、昭和61年の火災で焼失してしまったらしく、
ここに有る観音像は、令和元年に復元された物だそうだ。

復元観音像を柵の外から出来るだけ拡大して撮影。
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洞窟自体はさほど深く無い。
5m程か?

砲台跡を見る前に、思わぬ歴史に触れる。

軍事遺跡はこの先へ!!