徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利し、
江戸に幕府が開かれた頃(1600年代初頭)、
遠く北の大地・蝦夷地(現・北海道)では、アイヌの間で争いが続いていた。
特に、太平洋沿岸のアイヌ・メナシクルと
札幌~静内のアイヌ・シュムクルの間の
“静内”の漁業権争いは長く続いていたという。
1648年頃には、多数の死者を出す戦いにまで発展してしまう。
そんな中、
1653年、太平洋沿岸のメナシクルの首長・カモクタインがシュムクルの人々によって殺害されてしまい、
メナシクルの次の首長が“シャクシャイン”となった所から、蝦夷地は予期せぬ事態へと向かう…。
歴史は常に動いている。