“大江山の鬼退治”の話には、
源頼光に付き従う“頼光四天王”が出てくる。

頼光四天王の筆頭は、渡辺 綱。

綱は、嵯峨天皇の子孫・嵯峨源氏で、源氏物語の主人公・光源氏のモデルとも言われる“源融(みなもとのとおる)”の子孫で、
豪勇として知られ、
後に北九州に蒙古軍が大挙して押し寄せた“元寇”時に、海上で奮戦した松浦党の先祖でもある。

また、大江山の鬼退治の後に、
京・一条戻り橋で襲ってきた鬼・茨木童子の腕を切り落としたという逸話も有る。
切り落とした茨木童子の腕を頼光を通じて陰陽師に見てもらった結果、
必ず鬼は腕を取り返しに来るので、七日間守り通すように言われるが、
実際にやって来た茨木童子と七日間の攻防の末、腕を取り返されてしまった…とか。


正式な名は、
源姓 渡辺 源次 綱。







歴史は常に動いている。