東海道。

白山神社を通り過ぎると…


馬頭観音の石碑。


実はこの“小夜の中山”(日坂宿側)には、
とある伝説が。


『蛇身怪鳥の伝説』

日坂宿に住む家族の“父親”は、小夜の中山周辺で、よく野性動物を狩っていたという。
生活に必要な量以上に。

ある時、“子供”が
“父親”の必要以上の殺生を止めようと山中に。

一方、“父親”はと言うと、いつものように
獲物を探し、仕止めていた。

“父親”は仕止めた獲物に近付くと、
なんとそれは“父親”を止めに来た“子供”だった!

家で待っていた“母親”は、
事の次第を聞くと、発狂してしまい、山中に姿を消した。

その後、夜な夜な“怪物”が日坂宿周辺にあらわれるように。

その“怪物”の姿は、
蛇のように鱗に覆われた身体に刀のように鋭い刃状の羽を持っていたという。
(ファンタジーRPGで言うところの、
コッカトリス??)

件の“母親”の変異した姿だったとか。

その後、困り果てた日坂宿の住民の声が
京に届き、
蛇身怪鳥追討使として、
藤原良政が派遣され、
激戦の末、多くの部下や馬も失いつつも、
蛇身怪鳥を退治したという…。






で、この馬頭観音の石碑は、
藤原良政の馬を葬った所だとか。