東海道。

大井川の川越遺跡・川会所の中には、
“連台”という物が。
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奥に立て掛けてあるのが“平連台(ひられんだい)”。
手前左が半高欄(はんこうらん)連台。
手前右が高欄連台。

連台の上に旅人が乗り、
その連台を川越人足が担いで川を渡る。

高欄(こうらん※手すり)の高さが高くなると、
料金UPらしい。



こちらは、大名クラスの籠を
そのまま高欄連台に乗せた様子。


連台のクラスと川の水量、両方を鑑みた上で
料金が決定されたそうだ。


※ところで、『れんだい』で変換すると、
大抵は“蓮台”という文字になるが、
“蓮台”は、大日如来が座すハスの花の形の台座の事なのだが、
川越中の事故で水死してしまう人も居たので、
中には自虐的に敢えて連台を“蓮台”と書く人も…。



因みにこちら、連台を使わずに“肩車”状態で
川越をする場合の料金。
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更に、肩車が物理的に不可能な相撲取りや、
金の無い巡礼者、
そして人別帳(現在の戸籍?)への記載が許されない“非人(ひにん)”等は、
“棒渡し”と言って、
長い棒の両端を人足が持ち、
その棒に複数の人がしがみつく方法での川越も有ったとか。