古墳の副葬品として、よく知られている
『まがたま』。



古事記では曲玉、
日本書紀では勾玉と表記される。

この“まがたま”、実は縄文時代早期の段階から存在する。
中には、縄文式土器と同様の“土製”のまがたまも。

その後、材質は時代が下るに従って、
水晶、瑪瑙(メノウ)、翡翠(ヒスイ)と、
様々に。


そしてこの形だが、
まだこれと言った確定要素が無い。

動物の牙?(力の象徴?)

夜空の三日月?(天照大神と対を成す“月読尊”信仰?)

胎児?(大人になるにつれて失われる“神の力”を受け継ぐ存在?)

魂魄?(肉体の死後、魂を一時的に保管?)

或いは、
破損した耳飾りの再利用? (時にはそんな事も有るかと。)