弘明寺。
手水舎から本堂入口を見ると…
こちらの本尊は、十一面観音。
この本尊、鉈彫り(なたぼり)と言って、
彫刻刀の丸い痕が全体にビッシリと残っていて、
素人が見たらまるで製作途中?かと思うような外見。
しかし、これが鉈彫りの特徴。
奈良時代の行基菩薩の作という伝承があったそうだが、
どうも違ったようで、
平安末期頃の作らしい。
因みに、本堂内陣の奥に安置されているこの本尊、ただでは観られない。
内陣に入る為には500円也。
不動明王が持つ、羂索(けんさくorけんじゃく)という、悪人を捕らえる為の紐か?
ゆっくりと内陣を拝観させて頂いた。



