東海道最初の石畳は、やがてまた舗装道路に合流。

暫く進むと、鎖雲寺。



臨済宗大徳寺派の御寺。



かつては、
小田原北条家の菩提寺・早雲寺の
塔頭(たっちゅう)寺院だったらしい。



ここには、歌舞伎の仇討ちモノ『箱根霊験躄仇討ち』の題材にもなったという、勝五郎&初花 夫妻が葬られている。



二人の墓。
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初花をモチーフにした菩薩像を祀る、
初花堂。
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兄の仇討ちをしようとする飯沼勝五郎と、
父の仇討ちをしようとする初花。

二人の狙う“仇”は、同一人物。

初花は返り討ちにされてしまうが、
幽霊となった初花は勝五郎を助け、遂に本懐を遂げる…

という話。



二人の墓を誰が建立したのかは、
判らないそうである。