遍照寺を出た後には、
少し離れた“慈尊院”へ。





慈尊院の山門へ登るLife-Like アツシ君と、
門内の人神人(ヒトシンド)君。
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山門を入って右手の、弘法大師堂。
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弘法大師堂の左に、
カリテイ母(鬼子母神)堂。
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人間の子を拐っては喰っていたが、
お釈迦様に自分の子を隠され、子を喪った親の気持ちを思い知らされ、
その後は改心し、
子供を護るようになったと言われる、あの、
鬼子母神だ。




鬼子母神堂の向かい側に、本堂&拝殿。
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反対側から見ると、本堂の屋根が見える。
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寺名の“慈尊”とは、本尊の弥勒菩薩の事で、
この茶色の屋根の本堂内に安置されているが、秘仏として数年に一度しか公開されないという。

通常は、緑の屋根の拝殿からお参りを。




境内社の稲荷&弁財天。
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こちらは、多宝塔。
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胎蔵界大日如来と、胎蔵界四仏が祀られている。




この多宝塔、室町時代後期には、
“三重塔”として完成したそうだが、
江戸時代になってから
“多宝塔”に改造されたらしい。




実はここ“慈尊院”は、御大師様が高野山を開くにあたり、
その前線基地的な役割として造られた御寺。


そして、高野山開山後は、高野山に登る為の玄関口として栄えたそうだ。

また、女人禁制の高野山に登れない
御大師様の母君が逗留していたそうで、
御大師様は月に九度も母君に会いに来ていたので、
“九度山”という地名になったとか。