横浜駅前の繁華街(埋立地)を左手に見ながら、
旧東海道を進むと、高台に現れるのがこちら。
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“田中家”という料亭。



ここは安藤廣重の描いた
東海道五十三次“神奈川台”の中に見える、
奥から三軒目の店。
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かつては、“さくらや”という旅籠だったそうだ。

この絵に描かれているとおり、
横浜開港の頃は、海を臨める立地の旅籠だったようである。



特筆すべきは、
ここが明治七年当時、
坂本龍馬の妻だった“おりょう”さんが働いていたという事だ。

勝海舟の紹介で働く事になったそうで、
急速に増えた外国人客相手に、英語の解るおりょうさんは重宝されたらしい。





こちらは、おりょうさんが働いていた頃の田中家かと。
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開港当時は、神奈川台はかなり賑わっていた模様。
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前日、品川宿・立会川で龍馬像を見た我々は、ある種の“縁”を感じながら歩き続けた…。