浄智寺裏手の山肌の“やぐら”を見た我々は、更に小さな洞穴へ…。

奥は墓地になっていて、山肌にはいくつかのヤグラが見受けられた。
そのすぐ手前には、
“鎌倉江の島 七福神”
の、幟の立つ洞穴が。
少々新しく、キレイな布袋様の像が祀られているのだが、
特筆すべきは布袋様よりもその場所だ。
そこはどう見ても、ヤグラ!
かつては扉の蝶番だったとおぼしき窪みや、遺体、或いは遺骨を安置したであろう窪みも見てとれた。

その後、
ここが百観音霊場第八番札所だったと気付いたりしつつ…

また鐘楼門前の長い階段を下りた我々であった…。
