台場と言うと、
東京の湾岸地区、フジテレビの在るお台場海浜公園が真っ先にイメージされるだろうが…
本日紹介するのは、神奈川台場。

神奈川県横浜市神奈川区の片隅に存在する。



石碑背後に見える低い石垣が、台場の名残だそうだ。



かつては海に突出した形になっていたそうだが、今は完全に埋め立てられ、
かつての台場上は駐車場&貨物の線路となっていた。



この神奈川台場は、
ペリー来航から6年後の1859年に海防の為に勝海舟が設計し、幕命により伊予松山藩が築いたらしい。



因みに、神奈川台場完成の約3ヶ月前、
桜田門外の変で、大老・井伊直弼が落命している。


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両翼を拡げたように見える台場図の右下部分の赤い点が見えるだろうか。

赤い点の部分が、今でも僅かに残るこの石垣である。
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民家の裏手にひっそりと。



小さな人為的な穴が。
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台場の出入り口の関門だったのか?






ひっそりと残る、幕末の遺跡であった。