竹千代&国千代兄弟。
その両親たる2代将軍秀忠&江与夫妻の、二人の子に対する接し方の違いが、いつしか如実に顕れるようになっていた。

両親は共に、弟・国千代をものすごく可愛がっていたという。
それに対して、兄・竹千代の方には素っ気ない態度をとっていたようである。

その理由は、第三者から見ても容易に想像できたという。

兄・竹千代は病弱で内にこもりがちで、
尚且つ、話せば所謂“どもり”があったらしい。

一方、弟・国千代は容姿端麗&明朗闊達、何にでも興味を示す健康児だったそうである。

やがて、家臣達の間にある憶測が生まれてしまう…。


歴史は常に動いている。