昨日、世界自然遺産…ではなく、
なんと文化遺産登録が決定した
『富士山』
にまつわる神話を。


古事記でも語られている
『天孫降臨』神話で、この富士山と思しき山が出て来る。

天孫…則ち、アマテラスの孫
“ニニギノミコト”は、地上に降りてから出逢った美しい姫・コノハナサクヤヒメに一目惚れ。

そして求婚~結婚となる。

コノハナサクヤヒメの父は、
全国の山の支配者・オオヤマツミノミコト。

オオヤマツミノミコトは、娘への結婚祝いとして、自身の支配する山の中でも、
“最も高い山”を贈ったのだとか。

現在、富士山頂及び富士山麓に鎮座する
『富士本宮浅間大社』は、全国に点在する浅間神社の総本宮であり、
主祭神は
“コノハナサクヤヒメ”
である。

コノハナサクヤヒメの御神威は、
末永くニニギノミコトと暮らしたという事で、
“夫婦和合”や“家内安全”
とされ、
また、妊娠時にニニギノミコトから、出逢う前に出来ていた子ではないかと疑われた事を払拭する為に、火の中で無事に出産したという伝説から、
“火伏せ”(活火山であった富士山の力を抑える)
の性格も持っているそうだ。


これを機に、古事記の現代語訳でも読んでみる事をお勧めしたい。