慶応3年(1867年)12月18日、
二条城から伏見奉行所へ戻る途中だった近藤勇が狙撃された。

襲撃したのは、元・御陵衛士。

馬上の近藤の肩に命中したのは、富山弥兵衛が撃った弾だったという。

直後、抜刀して近藤目掛けて殺到したのは、御陵衛士残党6人。

しかし、近藤に従っていた島田魁が咄嗟に馬の尻を叩き走らせたので、近藤は窮地を脱したという。

血を流して伏見奉行所に戻った近藤を見て、永倉新八が隊士を引き連れて狙撃現場に向かったが、既に御陵衛士残党の姿は無かったようである。

近藤の傷は思いのほか重く、
その二日後に治療の為に大坂(現在の大阪)に向かう事となる。


歴史は常に動いている。