北条時行が諏訪勢と共に、鎌倉を支配したのは、
僅か25日間であった。

後に、室町幕府の時代、この北条時行を擁する諏訪勢の挙兵を

“中先代の乱”

と呼ぶようになる。

足利尊氏を当代、
鎌倉幕府の実権を握っていた北条得宗家を先代と考え、
その中間で一時的に鎌倉を支配した北条時行を

“中先代”

と呼んだのである。

この北条時行、後にまた驚くべき行動に出ている。


歴史は常に動いている。