そもそも大雄山最上寺とは、二大本山制の曹洞宗のツートップ、
北陸の“永平寺”と
神奈川県横浜市鶴見区の“總持寺”
に次ぐ寺格を持つ、
曹洞宗第三位の寺である。
一時は、“三大本山”状態の時代も有ったとか。

道了尊を奉る御真殿の隣には、“和合下駄”と呼ばれる大小様々、数多くの下駄が奉納されている。
天狗の履物として知られる下駄。
大雄山に昔から住む天狗をも配下に従えるという伝説を持つ道了尊へのお供えというだけでなく、
左右揃って初めて機能する下駄は、夫婦和合の象徴とも言われている。

手前の小さく見える銀色の下駄でも、
30cm以上の大きさだ。